「もたもた」と「のろのろ」の違いとは?分かりやすく解釈

「もたもた」と「のろのろ」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

この記事では、「もたもた」「のろのろ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「もたもた」とは?

いつまでも同じ動作を繰り返していて滞っている状態を「もたもた」といいます。

例えば、学校に行く時間であるというのに、いつまでもご飯をゆっくり食べ終わらないさまを表すのです。

次の段階に早く進まなければいけない人が、いまだ食べている姿はまさにどん臭く見えてしまいます。

このように、次の動作にさっと移れないでいる人のがっかりする動きを指すわけです。


「のろのろ」とは?

とにかく動作が遅くて鈍いといったさまを表現するのが「のろのろ」です。

「のろのろ運転でまったく進まない」といえば、渋滞に巻き込まれて普通の速度では前に進まないといった状況を表します。

また、「のろのろするな」といえばさっと素早く動かないため後ろに行列ができるので早く動けと注意するわけです。

それに、動きがのろまな人は何をやっても効率が悪く、周囲を困らせます。


「もたもた」と「のろのろ」の違い

「もたもた」「のろのろ」の違いを、分かりやすく解説します。

普通に作業ができず、手際が悪いので作業が遅く、効率が悪い人の行動を「もたもた」といいます。

とくに、動作が遅いときに使われている言葉であり、用途を足さないほど使えない人に対して使われている言葉です。

もう一方の「のろのろ」は乗り物の速度がかなり遅いときの様子を表す場面で使われています。

また、歩き方、食べるといった人間の動作を表す言葉です。

「もたもた」の例文

・『もたもたする作業員に注意したが、動きは一向に変わらなかった』
・『もたもたして外出できない兄に対して強い口調で渇を入れた』

「のろのろ」の例文

・『のろのろ運転する車に苛立ち、早く行くよう音を鳴らして伝えた』
・『老朽化した機械がのろのろ動くので、思い切り叩けば壊れてしまった』

まとめ

どちらも4文字からなる言葉であり、遅い様子を表しますが、使い方に違いがありますので、どのような場面で使えばいいか学んでみるといいでしょう。