「OPPテープ」と「梱包用テープ」はどちらも「テープ」に関する言葉ですが、意味が異なるため区別して理解する必要があります。
この記事では、「OPPテープ」と「梱包用テープ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「OPPテープ」とは?
「OPPテープ」は、「『二軸延伸ポリプロピレン』を意味する“Oriented Poly Propylene”が主な原料の粘着テープ」のことを指します。
後述する「梱包用テープ」の一種で、特に耐久性や耐水性に優れたテープとして知られています。
「梱包用テープ」とは?
「梱包用テープ」は「こんぽうようテープ」と読む言葉で、「ものを包んだり、荷造りしたりといった梱包時に使用する粘着テープ」のことを意味します。
「OPPテープ」や「クラフトテープ」「布テープ」といった種類があり、使用目的によって使い分けられています。
「OPPテープ」と「梱包用テープ」の違い
「OPPテープ」も「梱包用テープ」も「物品の包装や梱包に使われる粘着テープ」という意味を含む点は共通していますが、次のような違いがあります。
「OPPテープ」は「梱包用テープのひとつ」に該当し、「二軸延伸ポリプロピレンを主原料とした粘着テープ」を意味します。
耐水性や強度、粘着性に優れているため、軽量から重量に至る幅広い物品の梱包に適しているといわれています。
テープの上から文字を書けるほか、重ねて貼ることも可能です。
透明なものが多く販売されていますが、ダンボールの色に色付けされている製品もあるようです。
手で切れない場合が多く、カットする際はテープカッターが必要になります。
一方、「梱包用テープ」は「ものを梱包する際に使用する粘着テープの総称」といった意味合いで使用されている言葉です。
「梱包用テープ」には、先述の「OPPテープ」のほかに、クラフト紙で作られた「クラフトテープ」、布や繊維を原料とした「布テープ」、通常は剥がしやすい養生テープの粘着力をアップさせた「クロステープ」といった種類があり、用途によって使い分けられています。
まとめ
「OPPテープ」は「梱包用テープの一種で、二軸延伸ポリプロピレンを主な原料とする粘着テープ」を示し、「梱包用テープ」は「ものの梱包や包装に使用される粘着テープ」を示します。
双方の違いを知って、梱包や荷造りする際の参考にしてください。
