この記事では、“pretend”と“imitate”の違いを分かりやすく説明していきます。
「pretend」とは?
“pretend”の主な意味は3つあります。
1つめは、偽って見せかけるです。
実際はそうでないのに、そうであるかのように見せることを意味しています。
たとえば、本当には寝ていないのに寝ているようにみせること、本当は興味などないのに興味があるように見せることなどをいいます。
装う、ふりをするという意味です。
2つめの意味は、偽っていうです。
自分の本当の心を隠して、本当のことを曲げていうことを意味しています。
肩書や権利を偽っていう意味にもなります。
ないのにあると主張することです。
“pretend”は否定文や疑問文で使われることが多く、知ったかぶりをしないなどの使い方がされます。
3つめの意味は、子どもがまねをすることです。
ごっこ遊びのことを指しています。
「pretend」の使い方
本当はそうでないのに、そうであるかのように見せることについて使用をします。
本当は寝ていないのに寝ているように見せること、本当は資格を持っていないのに資格を持っているかのように言うことなどの使い方をします。
「imitate」とは?
“imitate”には2つの意味があります。
1つめは、模倣する、ふりをするです。
他のものをまねたり、似せたりすることを意味しています。
オウムは人間の言葉をまねします。
これは、人間の言葉に似せている、模倣しているということができます。
本物の革ではなく、革に似せて作られた製品があります。
これも模倣しているということができます。
革の場合は模倣ではなく、模造というのが一般的です。
似せて作るという意味から、“imitate”は偽造するという意味にもなります。
もう一つの意味は、手本にする、見習うです。
人のすることを見て覚える、見て学ぶことを意味しています。
たとえば、お茶の作法は言葉で伝えるだけではわからないところがあり、見て覚える部分が多くあります。
お茶の先生の動作を見て覚えることは、手本にする、見習うといいます。
お茶以外のことについてもいうことができます。
「imitate」の使い方
まねをすることについて使用をします。
努めてそのようにするという意味が含まれています。
「pretend」と「imitate」の違い
2つの言葉は、ふりをする、まねるという意味が似ています。
“pretend”は一般にふりをすることを意味していますが、“imitate”は努めてするという意味が含まれており、この点に違いがあります。
たとえば、お茶の先生のまねをするのは、意識して動作を見て覚えている、つまり努めて行っていることになります。
革に似せて作られている製品は、できるだけ本物の革に近づくように努力されています。
まとめ
ふりをする、まねるという意味が似ている2つの言葉ですが、“imitate”には努力して行うという意味が含まれている点に違いがあります。