この記事では、“pause”と“suspend”の違いを分かりやすく説明していきます。
「pause」とは?
“pause”の主な意味は3つあります。
1つめは、ちょっと中止、一息つくです。
やっていたことをちょっとの間だけやめることを意味しています。
たとえば、コーヒーでも飲んで一息つこうかというとき、仕事をしているときならやっていた仕事を一時的にやめます。
やめるのは、本当にちょっとの時間です。
“pause”は、このようなちょっとの時間中止することを意味しています。
2つめは、ためらう、躊躇するです。
あれこれと迷うこと、決めることがなかなかできなくてぐずぐずすることを意味しています。
何かをしようと思っているけれど、これをやってもいいのか考えてしまうと、ぐずぐずして行動にすぐに移すことができません。
このような状態が、ためらっている状態です。
一時的に動きがとまっています。
3つめは、音楽の記号のことでフェルマータです。
適当な長さに伸ばす記号のことを指しています。
「pause」の使い方
とまるという意味合いを持つ言葉で、一時的にとまること、迷って行動などがとまることなどに使用をします。
休息をする、ためらう、躊躇するといった意味で使用する言葉です。
「suspend」とは?
“suspend”の主な意味は3つあります。
1つめは、宙ぶらりんにするです。
宙ぶらりんとは、空中にぶら下がっていることです。
シャンデリアは天上からぶらさがっていて、空中に下がっている状態になっています。
このような状態が宙ぶらりんです。
物を宙ぶらりんにすることや、宙ぶらりんになっていることは、吊るす、ぶらさげる、ぶら下がるといいます。
“suspend”は、このような意味を持つ言葉です。
2つめは、粒子などを宙に漂わせる、浮遊させるです。
細かな粒子は簡単に宙に漂います。
すすなどがその例です。
3つめは、一時的に停止するです。
判断や活動などを一時的にとめること、決定や承諾などを保留することを意味しています。
「suspend」の使い方
宙ぶらりんな状態のことを指して使用をします。
物が吊り下がっていること、吊り下げること、判断などを一時停止することなどをいいます。
判断を一時停止することは、判断がされていない、つまり決めなければならないことが宙ぶらりんな状態になっているといえます。
「pause」と「suspend」の違い
一時的にとめるという意味が似ている2つの言葉ですが、意味合いが違います。
“pause”は動いていたものを一時的にとめることで、休息や機械の一時停止などを意味しています。
一方、“suspend”は物事がとまって宙ぶらりんになっているようなことを意味しています。
まとめ
2つの言葉は一時的にとめるという意味が似ていますが、それぞれの言葉が持つ意味合いは違います。
そのため、使われる場面も違います。