この記事では、「result」と「effect」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
「result」と「effect」の違い
「result」と「effect」はどちらも「結果」と翻訳されますが、「result」は「物事・行為の最終的な結果」や「明確な数値や合否として現れてくる結果」のことを意味しています。
「effect」のほうは「直接的な原因から引き起こされる結果」のニュアンスが強いので、必ずしも「最終的な結果」を示しているわけではない「result」との違いがあります。
「effect」は「result」の「最終的な結果」よりも、「ある物事・現象が直接の原因となって生じる効果・影響」という意味のニュアンスが強い単語なのです。
「result」と「effect」の使い方の違い
「result」と「effect」の使い方の違いは、「result」は「物事の原因・経過も含めて、最終的な結論がどうなったのかを述べる場合」に使うが、「effect」のほうは「物事の因果関係がはっきりとしている時の結果(効果)について述べる場合」に使うということです。
そのため、「result」は基本的に「(間接的・直接的な原因から起こる最終的な)結果」とだけ訳されますが、「effect」は「結果」だけではなく「直接的な原因によって引き起こされる効果」という言葉でも訳すことができるのです。
「原因と結果」という表現は因果関係が強いので、「cause and result」よりも「cause and effect」のほうが適切な使い方になります。
「result」と「effect」の日本語訳の違い
「result」という英語の日本語訳は以下になります。
・最終的な結果・結末
・明確な数字や合否として分かる結果・結末
・好ましい結果・業績
・計算の答え・結果、テストの成績・合否
「effect」という英語を日本語で訳すと以下になります。
・(最終的な結末だけではない)ある物事・現象から生じた結果・効果
・(直接的な因果関係がある)物事の効果・効き目・作用
・ある物事・モノが他のものに与える影響・効果
「result」の意味
「result」という英単語は、「直接的あるいは間接的な原因によって引き起こされる最終的な結果・結論」を意味しています。
「result」という英語は、「明確なテストの合否判定・数字などで表される結果」や「良い結果・望ましい業績」といった意味のニュアンスも備えています。
「result」の使い方
「result」の使い方は、「最終的に導き出された結果・結末」や「ある程度はっきりとした合否・計算の数字などで示される結果」を意味して使うという使い方になります。
例えば、「the result of qualification exams」(資格試験の結果)や「as a result of~」(~の結果として)といった文章で使うことができるのです。
「result」を使った例文
・『As a result of high stock prices, I realized a profit. 』(株価上昇の結果として利益を得ました。)
・『We checked the research results. 』(調査結果をチェックしました。)
・『We need to learn how to get results. 』(良い結果の出し方を学ぶ必要があります。)
・『I told him the final result of recruitment test. 』(彼に採用試験の結果を伝えました。)
・『Her disability was the result of an illness. 』(彼女の障害は病気の結果です。)
「result」の類語
「result」の類語には、以下のような言葉があります。
・『outcome』……最終的にもたらされた結果。
物理的な因果関係による結果だけでなく、論理的・数理的な結論も意味する単語です。
・『end』……終わりの地点。
最終的な結果。
結末や終端(しゅうたん)。
・『consequence』……ある行動・経過・状況がたどり着く結果。
良い結果よりもあまり良くない結果のニュアンスがある英語です。
「result」の対義語
「result」の対義語には、以下のような言葉があります。
・『cause』……ある物事(出来事)の結果を生じさせている元になっている原因。
・『process』……物事の結果に至っていない途中の経過・プロセス。
「effect」の意味
「effect」は、「因果関係がある程度はっきりしている結果」を意味している英語です。
「effect」の英単語は、「直接的な原因によって引き起こされる結果・効果」や「物質・薬剤などの効果効能・効き目」といった意味合いも持っています。
そのため、「effect」は「結果」だけではなく「効果・効き目・作用・影響」などの日本語で訳されることが多いのです。
「effect」の使い方
「effect」は、「直接的な原因によって発生する結果・効果」や「物事・現象が起こす効果・効き目」といった意味合いで使われる英語になります。
例えば、「good effects of exercise habits」(運動習慣の良い効果)などの文章で使用することができるのです。
「effect」を使った例文
・『I had the good effect of this exercise. 』(この運動の良い結果を得ました。)
・『The effect of that substance is strong. 』(あの物質の効果は強力です。)
・『I felt the effects of prescription medicine. 』(処方薬の効き目を実感しました。)
・『This movie has negative effects on children. 』(この映画は子供達に悪い影響があります。)
・『I considered the effect of social security policy. 』(社会保障政策の効果を考えました。)
「effect」の類語
「effect」の類語には、以下のような言葉があります。
『affect』……物・人に対して影響・作用を及ぼして何らかの結果が出る。
『impact』……ある物事の他の物事に対する影響・作用・インパクト。
『influence』……対人的あるいは社会的な他のもの(人)に対する影響・効き目。
「effect」の対義語
「effect」の対義語には、以下のような言葉があります。
『cause』……物事の効果(効き目)・結果を生み出している直接的な原因。
『ineffective』……ある物事・モノ・薬剤などの効果(効き目)がないこと。
まとめ
「result」と「effect」の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか? 「result」と「effect」の意味・使い方・日本語訳の違いや類語・対義語を詳しく知りたい時は、この記事の内容をチェックしてみてください。