この記事では、“make”と“build”の違いを分かりやすく説明していきます。
「make」とは?
英語の“make”は動詞として、とても多くの使い方をされている言葉です。
日本語では「作る」「造る」「創る」、もしくは「する」などと訳されています。
外来語の「メイクアップ」は「メイク」と略して使われることもありますが、これも“make”が使われている身近な言葉です。
さて日本語で「お金を稼ぐ」は英語では“make”を使って“make money”、間違えをするは“make a mistake”、確かめるは“make sure”と言います。
このように“make”を使って多くの表現ができるために、語彙が少ない英語の初心者の中には、適切な動詞が思い当たらない時にとりあえず“make”を使って表現する人もいます。
“make”の過去分詞形“made”は「メイド」という外来語として、色々なところで目にします。
生産国を表す「メイド・イン〇〇」や、手作りを表す「ホームメイド」がその一例です。
ちなみに「する」と訳せる英単語に“do”がありますが、“make”も「する」と訳されるために、この二つの使い方を混同してしまう人もいるようです。
「build」とは?
“build”は「組み立てる」「建てる」「築く」「作り上げる」「構築する」などの意味を持つ英語です。
一般的には家やダム、もしくは鉄道などの大きなものを時間をかけて作る時に使う言葉です。
しかし小鳥が巣を作る時も、巣がどんなに小さくても“build a nest”と“build”を使います。
また有名な言葉である(ローマは1日でならず)は英語にすると“Roma was not built in a day”となります。
ローマのような帝国を築き上げる場合には“build”を使います。
「make」と「build」の違い
“make”と“build”の違いを、分かりやすく解説します。
“make”と“build”は何かを作ることを表現する言葉です。
“make”は比較的短期間に何かを作ることを表現するのに対して、“build”は長い時間をかけて大きなものを構築することを意味しています。
大きな船やビルなどは出来上がるまで時間がかかるので、“make”を使うとニュアンスが違ってきます。
小さなおもちゃの船などは“make a boat”と言えるでしょうが、大型船などはやはり“build a ship”と表現します。
ちなみに英語には“make”と“build”以外にも、創造して作るという意味の“create”があります。
まとめ
“make”と“build”は似たような意味を持ちます、しかし“make”の方がより広義な意味での「作る」を表現している言葉です。
その一方で“build”は時間をかけて着実作業を進めて作るというニュアンスを含んでいます。
このように言葉のニュアンスの違いをきちんと理解することで、英語力もグンとアップします。