ボクシングのディフェンス技術として「ダッキング」と「ウィービング」がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、ボクシングの「ダッキング」と「ウィービング」の違いを解説します。
「ダッキング」とは?
「ダッキング」とは、「上体を前に倒すようにしてパンチをかわすボクシングのディフェンス技術」のことです。
「ダッキング」の使い方
ボクシングのディフェンス技術は「フットワークで攻撃を回避する」「拳や腕でガードする」「上体を動かして避ける」の3種類に大別されます。
上体を動かすディフェンスは動かす方向によってさらに分類され、上体を前に倒すようにするディフェンス方法を「ダッキング」といいます。
頭を下げる動きがアヒル(duck)の水に潜る時の動きに似ていることから「ダッキング」と呼ばれ、相手のパンチをかいくぐるようにしてかわすディフェンスの基本的な技術です。
「ウィービング」とは?
「ウィービング」とは、「状態をU字に動かすボクシングのディフェンス技術」のことです。
「ウィービング」の使い方
上体を起こした体勢からパンチを避けるために一旦体を沈め避け終わった後に再び上体を起こして攻撃に転じるためのディフェンス技術を指します。
正面から見ると立っていた身体が沈み込み再び立ち上がるU字状の動きになります。
ボクシングの「ダッキング」と「ウィービング」の違い
腰を曲げて上体を倒しパンチをかわすのか「ダッキング」、ヒザを曲げて身体全体を沈め再び身体を起こすのが「ウィービング」という体勢を低くする時の動きの違いで区別されます。
「ダッキング」は素早くパンチをかわすのに適しており「ウィービング」は回避から攻撃に繋げる動作に向いているのが大きな違いです。
「ダッキング」の例文
・『ダッキングでパンチをかわす』
・『右フックはダッキングの上を素通りした』
「ウィービング」の例文
・『ウィービングで相手を惑わせる』
・『ウィービングからのカウンターが決まった』
まとめ
ボクシングの「ダッキング」と「ウィービング」は同じ状態を低くするディフェンスでも全く意味合いが異なります。
それぞれの違いを正しく理解しておきましょう。