この記事では、「ちゃんこ鍋」と「寄せ鍋」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ちゃんこ鍋」とは?
野菜、魚介類、鶏肉などを用いた鍋料理、力士料理の一種です。
だし汁には、鶏がらが使われることが一般的です。
鶏がらを使うのは縁起を担ぐ意味があります。
牛や豚などの四足動物は、地面に手をつきます。
手をつくことは、力士にとって負けることを意味します。
鶏は手を地面につかず、縁起を担ぐ意味で鶏がらを使うといわれています。
またこの意味で、肉は鶏肉を使うことが多いです。
魚介類のだし汁を使わないのは、魚介類には手足がないからです。
手も足もでないことを連想させます。
使用する野菜や魚介類に決まりはありません。
味付けは、しょうゆ、味噌、塩などさまざまです。
「寄せ鍋」とは?
野菜、魚介類、肉などを用いた鍋料理の一種です。
だし汁には、かつおや昆布を使用することが一般的です。
キノコや貝類が使われることもあります。
味付けは、しょうゆ、味噌、塩などです。
使用する具材に決まりはなく、野菜も、魚介類も、肉もさまざまなものが使用されます。
その地域でとれるもの、その季節にとれるものが使用されることが多いです。
また、近年はいろいろなものを入れる傾向があり、ウインナー、卵焼き、チーズ、パクチーなどを入れることもあります。
何の具材を使わなければならない、という決まりはありません。
「ちゃんこ鍋」と「寄せ鍋」の違い
「ちゃんこ鍋」と「寄せ鍋」の違いを、分かりやすく解説します。
野菜、魚介類、肉を使った鍋料理の一種である点は同じです。
違いは、だし汁にあります。
前者は鶏がらを使うことが一般的です。
これは縁起を担ぐ意味があります。
後者はかつおや昆布のだしが使われることが多いのですが、きのこや貝類なども使います。
どちらも具材には決まりはありません。
味付けは、しょうゆ、味噌、塩などこの点は似ています。
まとめ
使用する材料や見た目が似ている2つの食べものですが、だし汁に違いがあります。