「カレイ」と「カラスカレイ」の違いとは?分かりやすく解釈

「カレイ」と「カラスカレイ」の違い食べ物・飲み物

「カレイ」にはさまざまな種類がありますが、スーパーで見かける「カラスカレイ」は一般の「カレイ」とどこが違うのでしょうか。

この記事では、「カレイ」「カラスカレイ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「カレイ」とは?

「カレイ」は、カレイ目カレイ科に属する海水魚の総称です。

英語では“flatfish”、漢字では「鰈」と表記します。

名称が“flatf”(平たい)“fish”(魚)やさかなへんに葉で「鰈」と表現されるように、葉のように薄く平たい姿が特徴です。

同じカレイ科には「ヒラメ」が属しています。

「カレイ」「ヒラメ」はよく似ていて見分けがつきにくいといわれますが、「カレイ」は両目が体の右側に、「ヒラメ」は体の左側に寄っているところが異なります。

「カレイ」は日本海沿岸を含む幅広い海域の砂底に生息する魚で「マガレイ」「マコガレイ」「クロガレイ」など110種類以上が見つかっています。

またその全ての品種が食用できます。

日本の近くで獲れる、「カレイ」には「メイタガレイ」「ババガレイ」などがあり、国内では北海道がシェアを占めています。

食用としての「カレイ」は淡泊な白身魚で身が柔らかく、煮付け、焼き物、唐揚げなどに適しています。

また産卵前のメスは「子持ちガレイ」ともいい、卵巣も身と一緒においしくいただくことができます。


「カラスカレイ」とは?

「カラスカレイ」はカレイ目カレイ科カラスガレイ属の海水魚です。

体表の色が黒く、鳥のカラスを思わせることからその名前が付けられています。

別の呼び名は「銀鰈」【ぎんがれい】です。

「カレイ」の中では大型種で、体長は1m近くになることもあります。

海外では主に北洋、国内では北海道沿岸や相模湾、駿河湾などにも生息し、「エゾカラスガレイ」「フユガレイ」などとも呼ばれます。

国内で流通しているものはほとんどが輸入品で、アイスランド産、ロシア産、デンマーク産のフィレ(切り身)を冷凍したものが一般的です。

食用としての「カラスカレイ」は脂が多く、安価な「アブラカレイ」に似ています。

水分が多くて柔らかく、味にはクセがないので、煮つけ、ムニエル、焼き魚など幅広い料理に使えます。

また、えんがわは握り寿司のネタにも用いられています。


「カレイ」と「カラスカレイ」の違い

「カレイ」「カラスカレイ」の違いを、分かりやすく解説します。

「カレイ」はカレイ目カレイ科に属する海水魚の総称で、「カラスカレイ」はその「カレイ」の一種です。

「カレイ」は110種類以上が見つかっており、「カラスカレイ」はカラスガレイ属に分類される大型の「カレイ」となります。

「カレイ」は薄くて平たい体と両目が体の右側に酔っているところが大きな特徴で、身は淡泊で柔らかく、煮つけ、焼き物などに適しています。

「カラスカレイ」は、スーパーで販売されているパックのフィレ(切り身)がおなじみです。

脂がのって柔らかく、幅広い料理に使えて値段が手ごろなことで人気があります。

まとめ

「カレイ」はカレイ科の平たく薄い海水魚の総称で、「カラスカレイ」はその一種ということになります。

「ヒラメ」もカレイ科の魚ですが、「カレイ」は両目が体の右側に、「ヒラメ」は体の左側に寄っているところが異なります。