この記事では、「どんこ」と「しいたけ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どんこ」とは?
「どんこ」は、乾燥した「しいたけ」の一種で成長した「しいたけ」が丸々と成長し傘の部分が開いていないもののことです。
通常「シイタケ」は、成長する過程で傘という部分が開くのですが、「どんこ」は、成長する過程で傘が開かず、丸々と太った「シイタケ」のことです。
なお、成長して丸々太ったが、傘が開いたものは、「香信」と呼びます。
後、「どんこ」は、寒い地域で生産し、その理由は、「しいたけ」は寒いと急成長することと、傘が開かないという利点があるため、寒さで急成長させ傘を開かせないという方法を取るためわざわざ寒いエリアで栽培します。
「しいたけ」とは?
「しいたけ」は、シイタケ菌という菌を材木に付着させ、菌を繁殖させたことで生まれた食用のキノコです。
食様なので一応そのまま生食が可能なキノコになります。
なお、食用で生食可能なのに「しいたけ」を食べたら食あたりしたんだけど?という声が一部挙がっていますが、これは、「しいたけ」ではなく、「シイタケもどき」という非食用のキノコを食した可能性があり、菌床栽培ではない「しいたけ」のような何かを食べた可能性が高いです。
なので、通常「しいたけ」は、一応生で食べられますが、採れたてであることと間違いなく「しいたけ」であるという条件が整わないと危険なので一応生で食べられるのですが火を通すほうが良いということになります。
「どんこ」と「しいたけ」の違い
両者の違いは、製造法にあり、「どんこ」は「乾燥しいたけ」でありつつ、「しいたけ」そのものは寒冷地で栽培されたものです。
一方、「しいたけ」はいわば、シイタケ菌を木材に付着させ繁殖させれば、食用キノコになるので、寒冷地だろうと湿地帯だろうとキノコ菌が繁殖すればどこでも作り出すことができます。
よって両者の違いは製造法で、「どんこ」は、寒冷地でしか生産できず、「しいたけ」は割とどこでも生産可能です。
まとめ
「しいたけ」というキノコは面白い物で、出汁が出る点があり、乾燥させると良質な出汁が出ます。
「どんこ」はそんな「乾燥しいたけ」を成長させたもので傘が開いていない良質な食用キノコだからお値段が高いということですね。