「パニーニ」と「ホットサンド」の違いとは?分かりやすく解釈

「パニーニ」と「ホットサンド」の違い食べ物・飲み物

手軽で美味しいサンドイッチメニューとして「パニーニ」「ホットサンド」があります。

このふたつはどこに違いがあるのでしょうか。

今回は、「パニーニ」「ホットサンド」の違いについて解説します。

「パニーニ」とは?

「パニーニ」とは、「波型の焼き目が特徴的なイタリア発祥の焼いたサンドイッチ」を指す言葉です。


「パニーニ」の使い方

「パニーニ」はイタリアで誕生したパン料理の一種で「ハムやチーズなどの具材を専用のパンにはさみ波型の鉄板で焦げ目が付く程度に焼き上げたサンドイッチ」を指します。

イタリア語ではサンドイッチやホットドッグのようなパンの間に具材を挟んでそのまま食べる料理を総称して「パニーニ」と呼びます。

日本でいうところの「サンドイッチ」に近い意味合いで使われているイタリア語ですが、日本で「パニーニ」という場合は「独特の焦げ目がついたイタリア風焼きサンドイッチ」を指す競技の意味合いで使われています。

日本の「パニーニ」に厳密な定義はなく「イタリア風に仕上げられた焼きサンドイッチ」であれば「パニーニ」と呼ばれます。

イタリアでは使われないような具材を用いて作られる日本独自の「パニーニ」もあることからその定義は非情にあいまいなものになっています。


「ホットサンド」とは?

「ホットサンド」とは、「パンに具材をはさんでから焼き上げる温かいサンドイッチ」を指す言葉です。

「ホットサンド」の使い方

パンに具材をはさんで食べる料理のことを総称して「サンドイッチ」といいます。

そこから転じて何かと何かを挟むことを「サンドする」といいますが「ホットサンド」とは「パンで具材をサンドしてから焼いたパン料理」です。

「ホットサンド」はそのままでも食べられるサンドイッチをわざわざ焼いているため手間のかかる料理です。

もともとの発祥は「トーストの変形としてパンを焼いてから挟むのではなく挟んでから焼いたとする説」「冷たくなったサンドイッチを美味しく食べるため焼いて温めなおした説」の2種類が有力な説です。

挟む具材やパンの暑さなどに決まりはなく自由な発想で様々なメニューが作られています。

日本では2019年頃から専用の電気調理器具が発売されるなど一大ブームになりパンを使わずお米や中華麺を使った全く新しい「ホットサンド」も誕生しています。

「パニーニ」と「ホットサンド」の違い

「パニーニ」「ホットサンド」の違いは「焦げ目」です。

「パニーニ」は専用の鉄板によって付けられる波型の焦げ目が特徴です。

「ホットサンド」は焼いたサンドイッチの総称なので特に定義はありません。

「パニーニ」「ホットサンド」の一種であり「ホットサンド」の中でもイタリア風の具材や味つけで波型の焦げ目がついたものを「パニーニ」と呼んでいます。

まとめ

手軽で美味しい朝食の定番メニューとして人気の「パニーニ」「ホットサンド」ですが味わう上で明確な区別を意識する必要はありません。

イタリア風かどうか程度の違いなのであまり難しく考えず美味しく食べればOKです。