この記事では、「サーターアンダギー」と「ちんすこう」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サーターアンダギー」とは?
沖縄の郷土菓子の一種です。
小麦粉、砂糖、ベーキングパウダーなどを混ぜ合わせた生地を、丸く形成して油で揚げた食べものです。
サーターは砂糖、アンダギーは揚げ物を意味しています。
起源ははっきりしていませんが、中国から伝わってきたのではないかといわれています。
沖縄では縁起がよい食べものとされ、結婚式などでふる舞われています。
また、カフェなどでも販売されており、おやつとして親しまれています。
作り方を簡単に説明します。
ボウルに卵を割り入れ、砂糖とサラダ油とともによくかき混ぜます。
ふるった薄力粉とベーキングパウダーを加えて、さっくりと混ぜ合わせます。
生地をピンポン玉くらいの大きさに丸め、熱した油で揚げます。
こんがりと焼き色がついたら出来上がりです。
家庭で作る場合、ホットケーキミックスを使うと簡単にできます。
ホットケーキミックスにはすでにベーキングパウダーが加えられているので、自分でベーキングパウダーを入れる必要はありません。
黒糖、牛乳、卵を混ぜ合わせ、ある程度混ざったらサラダ油を加えて混ぜます。
ここにホットケーキミックスを加えて、さっくりと混ぜ合わせます。
ピンポン玉ほどの大きさに丸めたものを油で揚げたら完成です。
中まで火を通すために、160℃ほどでじっくりと揚げることがポイントです。
「サーターアンダギー」の言葉の使い方
小麦粉、砂糖、ベーキングパウダーなどを混ぜ合わせた生地を油で揚げた沖縄の菓子を指して使用する言葉です。
丸い形をしている、ベーキングパウダーを使用してふくらませているといった特徴のものをいいます。
「ちんすこう」とは?
沖縄の郷土菓子の一種です。
小麦粉、砂糖、ラードを混ぜ合わせた生地を焼いたものです。
クッキーのようなさくさくとした食感があります。
琉球王朝時代から作られていたといわれています。
この菓子の材料は、小麦粉、砂糖、ラードだけです。
植物油ではなくラードを使用します。
植物油は常温では液体ですが、ラードは常温では固体で、菓子にさくさくとした食感を与えてくれます。
沖縄土産として販売されており、パイナップル、チーズ、紅芋など、さまざまな味があります。
作り方を簡単に説明します。
ラードは常温に戻しておき、砂糖を加えてクリーム状になるまで混ぜます。
ふるった薄力粉を加えて、さっくりと混ぜ合わせます。
生地を冷蔵庫で30分ほど休ませたら、3cmほどの棒状に形成をして天板の上に並べ、オーブンで焼きます。
焼きあがったら完成です。
「ちんすこう」の言葉の使い方
小麦粉、砂糖、ラードだけで作ったクッキーのような沖縄の菓子を指して使用する言葉です。
「サーターアンダギー」と「ちんすこう」の違い
どちらも沖縄の菓子ですが、材料や作り方が違います。
前者はベーキングパウダーを使用してふくらませており、揚げて作ります。
後者はベーキングパウダーは使用せず、ラードを使用しており、焼いて作ります。
まとめ
沖縄の菓子ですが、材料や作り方に違いがあります。