「コンビーフ」と「スパム」の違いとは?分かりやすく解釈

「コンビーフ」と「スパム」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「コンビーフ」「スパム」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「コンビーフ」とは?

「コンビーフ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「コンビーフ」は、「corned beef」と英語表記します。

「コンビーフ」は、「塩漬けした牛肉をほぐして、牛脂で固めた缶詰のこと」という意味があります。

このように「コンビーフ」は日本において、ほとんど缶詰製品として普及しているため、「コンビーフ」から、缶詰を連想するのが一般的です。

ただし「コンビーフ」はもともと、長期の航海や、軍需用として使うための保存食糧を意味する言葉になります。

「コンビーフ」の缶詰は、缶に付属した巻き取り鍵を使い、缶詰の一部を帯状に巻き取って、中身を取り出す方式になっています。

これは、欧米で「コンビーフ」の缶詰が普及した時代に、安全に使用できる缶切りが普及していなかったためと言われています。

「コンビーフ」は、パンに乗せるなど、そのまま食べることもできますが、身をほぐして、キャベツなどの野菜といためて食べるなど、料理の食材として使うこともできます。


「スパム」とは?

「スパム」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「スパム」「SPAM」と英語表記します。

「スパム」は、「アメリカ合衆国のホーメル・フーズが販売する、ランチョンミートの缶詰のこと」という意味があります。

「ランチョンミート」とは、ソーセージの材料を、腸ではなく、型に詰めたものを言います。

「スパム」は1937年に誕生し、アメリカ軍の軍需品として普及しました。

そのため、日本でも、沖縄県の在米軍基地周辺から広まるなど、軍製品の雰囲気が強い食品となります。

沖縄料理の「ポーク玉子」は、「スパム」を薄切りにして焼き、卵焼きを添えたもので、沖縄の家庭料理として定着しています。

アメリカではハワイ州で「スパム」人気が高く、スパムを寿司の具のように乗せた、「スパムむすび」が名物料理となっていて、コンビニの『ABCストア』で販売されています。

また韓国の軍から生まれたとされる「プテチゲ」は、辛いスープにラーメン、スパム、野菜を煮込む鍋料理で、一般的にも人気の高い料理として知られています。


「コンビーフ」と「スパム」の違い

「コンビーフ」「スパム」の違いを、分かりやすく解説します。

「コンビーフ」は、「塩漬けした牛肉をほぐして、牛脂で固めた缶詰のこと」という意味があります。

一方で「スパム」は、「アメリカ合衆国のホーメル・フーズが販売する、ランチョンミートの缶詰のこと」という意味があります。

このように、どちらも、缶詰として知られている食品という共通点があります。

ただし、「コンビーフ」は、牛肉の塩漬けなのに対して、「スパム」は、ソーセージの中身を入れたものという違いがあります。

まとめ

「コンビーフ」「スパム」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、缶詰を購入する時のヒントになるかもしれません。