「キャノーラ油」と「白絞油」の違いとは?分かりやすく解釈

「キャノーラ油」と「白絞油」の違いとは?食べ物・飲み物

この記事では、「キャノーラ油」「白絞油」の違いを分かりやすく説明していきます。

「キャノーラ油」とは?

「キャノーラ油」とは菜種油の一種で名前通りキャノーラという品種のものから採られた油です。

日本では特に精製されきったものを「キャノーラ油」と呼んでいます。

菜種油は古くから食用油としてアジアで使われてきた油ですが健康被害の問題でアメリカでは禁止されました。

そこで品種改良によりキャノーラという健康被害の原因であるエルカ酸やグルコシノレートという成分が非常に低い品種作り、それから作られた食用油が「キャノーラ油」です。


「白絞油」とは?

「白絞油」とは食用植物から採った油を精製した食用油です。

元々は菜種油を炒らずに絞った比較的色の薄い油が「白絞油」と呼ばれていましたが、現在では菜種油に限らず様々な植物性の油が「白絞油」として扱われています。

精製されてはいますが徹底的に油分だけを精製しているわけではないので薄く黄色く色付いているのが特徴です。

「白絞油」を用いて料理すると色も付きますが原料となった植物特有の香りも付くので、天ぷら油などに使われています。


「キャノーラ油」と「白絞油」の違い

「キャノーラ油」「白絞油」の違いを、分かりやすく解説します。

キャノーラという品種のアブラナから油を採り精製したものが「キャノーラ油」で、食用植物から油を採り精製したものが「白絞油」です。

「キャノーラ油」は必然的に菜種油の一種になりますが「白絞油」は菜種油だけでなく大豆油綿実油のものもあります。

また精製の精度にも違いがあり「キャノーラ油」は徹底的に精製した透明な油ですが、「白絞油」は精製しきっていない油であり薄黄色をしています。

まとめ

「キャノーラ油」は調理用にもそのまま食用としても使えるサラダ油の一種ですが、「白絞油」は調理用に使われるあえて精製しきらない油です。

「キャノーラ油」は原料がキャノーラという品種のアブラナ限定なので製品によって大きく違うということもありませんが、「白絞油」は原料からして違うものも多いので製品によって特徴が大きく違います。