この記事では、「みつ豆」と「豆かん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「みつ豆」とは?
ゆでた赤えんどう豆、賽の目に切った寒天、求肥、果物などを器にもり、蜜をかけた食べもののことです。
もともとは夏の食べもので、俳句では夏の季語です。
現在は季節に関係なく食べられており、飲食店やスーパーなどでは、一年中販売されています。
蜜には、糖蜜または黒蜜が使用されます。
果物は、ミカンやサクランボが使われることが多いのですが、それ以外の果物を使用したものもあります。
これをそのまま食べることができますが、アレンジしたレシピもあります。
たとえば、牛乳と練乳を混ぜ合わせた液に「みつ豆」を加え、寒天で固めてゼリー風にする、かき氷に加える、ソーダ水を使用するなどです。
「豆かん」とは?
ゆでた赤えんどう豆と賽の目に切った寒天を器にもり、蜜をかけた食べもののことです。
蜜には、糖蜜または黒蜜を使用します。
果物や求肥などは加えません。
寒天のぷりぷりとした食感と、赤えんどう豆のシンプルな甘さを楽しめます。
飲食店やスーパーなどでは一年中販売されています。
自分で作ることも可能です。
寒天、赤えんどう豆、蜜というシンプルな食べもので、このまま食べることが一般的です。
アレンジをして食べることは、ほとんどありません。
「みつ豆」と「豆かん」の違い
「みつ豆」と「豆かん」の違いを、分かりやすく解説します。
赤えんどう豆と寒天を使用している点が同じです。
この2つの違いは、求肥と果物を使用しているかです。
前者は求肥と果物を加えていますが、後者は使用しません。
求肥は赤や緑のものが使用されることがあり、果物にはオレンジや赤などの色があります。
そのため、前者の方が見た目が華やかです。
なお、どちらもクリームやあんこは使用していません。
こういったものを使用した食べものは、「あんみつ」など別の呼び方がされています。
まとめ
使用している食材が似ていますが、求肥と果物の有無に違いがあります。