「天つゆ」と「めんつゆ」はどちらも食べ物に味をつけるためのつゆです。
2つのつゆにはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「天つゆ」と「めんつゆ」の違いを解説します。
「天つゆ」とは?
「天つゆ」とは、「天ぷらを食べるときに使うつけ汁」を指す言葉です。
「天つゆ」の使い方
食事の時に食べ物に味をつけるために浸して使う汁のことを「つけ汁」といいます。
つけ汁はいろいろな料理で使われますが、天ぷらを食べるときに使うつけ汁のことを「天つゆ」といいます。
「天つゆ」は天ぷらに合うよう最適に味付けされたつけ汁で油っこい天ぷらをさっぱり美味しく食べるために薄めの味付けで作られているのが特徴です。
大根おろしやもみじおろしを加えるなど薬味を使うこともあります。
「めんつゆ」とは?
「めんつゆ」とは、「麺類に使うつゆ」を指す言葉です。
「めんつゆ」の使い方
一般的には冷たく冷やして食べる麺類を食べる時に使うつけ汁を指す言葉でそうめんや冷や麦、ざるそばやざるうどんなどに使います。
麺類に使うつゆの総称ですがそばとうどんでは使うつけ汁の味付けが異なるため厳密には「めんつゆ」というものはなくそばつゆ、うどんつゆなどそれぞれの名前で呼ばれます。
「天つゆ」と「めんつゆ」の違い
「天つゆ」と「めんつゆ」の違いは「味」です。
食材の持つ風味を味わう天ぷら用の「天つゆ」は衣が汁を吸っても味が濃くなりすぎないよう薄味で作られているのに対し、「めんつゆ」は麺が水分をあまり吸収しないのでツルツルの表面に絡んだ量でもしっかりと味わえるようやや濃い目に作られています。
気の利いた蕎麦屋は天ざるのように天ぷらと麺が同時に提供される料理には「天つゆ」と「めんつゆ」で別々のつゆを提供します。
まとめ
「天つゆ」と「めんつゆ」は味の違いで区別されます。
スーパーで売っている汎用の濃縮還元つゆは薄める水の量で作り方を区別しているので食べるものに合わせて使い分けてください。