この記事では、「天ぷら」【てんぷら】と「フライ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「天ぷら」とは?
薄力粉の小麦粉と卵、水を入れてよく混ぜ合わせて衣を作り、それを食材に付けたものを油で揚げる料理を「天ぷら」【てんぷら】といいます。
油は180℃にしておき、衣を付けて狐色【きつねいろ】になれば取り出すわけです。
食材としては、海老やキス、蛸、イカといった魚介類が選ばれ、野菜はししとう、蓮根、紫蘇の葉【しそのは】、山菜といったものが選ばれています。
揚げた衣はサクッとしていて、中の食材の旨みと食感を引き出す調理方法です。
「フライ」とは?
具に小麦粉をまぶしてから溶いた卵を絡めて、その上からパン粉をしっかり付けて油で揚げたものを「フライ」といいます。
油は180℃ほど加熱して、そこにパン粉が飛び散らないよう静かに入れた後は狐色になれば取り出すわけです。
選ばれる食材は海老や牡蠣、イカ、鯵【あじ】といった魚介類を中心に、玉葱、アスパラガスも甘みを引き出す調理法となります。
この料理の由来はウィンナーシュニッチェルといった料理であり、これが明治時代に日本へと伝わって「フライ」が広またのでした。
「天ぷら」と「フライ」の違い
「天ぷら」と「フライ」の違いを、分かりやすく解説します。
衣を食材に付けた後、油に入れて狐色になるまで揚げた料理を「天ぷら」といいます。
魚介類や野菜の旨みを閉じ込めて食べられる料理であり、ダシが入った醤油味の汁につけて食べたり、塩を付けるといった方法で食べるのです。
もう一方の「フライ」はパン粉を付けてから揚げて、ソースやタルタルで食べられている料理になります。
レモンをかけたり、鰹ダシが入った汁に玉葱や葱を入れて卵でとじたものをご飯の上にのせて食べられている料理です。
まとめ
どちらも油で揚げた料理ですが、使う食材に違いがあったり、食べ方も異なりますので、自分で味や調理の仕方を比べてみるといいでしょう。