この記事では、「タテギ」と「コチュジャン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タテギ」とは?
「タテギ」とは、「ニンニク・ネギなどの薬味を叩いてからペースト状にしたものに、砕いた唐辛子を加えた韓国・北朝鮮で生み出された辛味調味料」を意味しています。
「タテギ」は韓国料理では何にでも使うことができる調味料ですが、お好みによって「醤油・砂糖・すりゴマ・ごま油」などを加えて味を調えていきます。
「タテギ」は鍋物の味付けに使うことが多いですが、ラーメンやうどんといった麺類を食べるときの薬味としても重宝されています。
発酵調味料ではないので、サラリとした食感になっています。
「コチュジャン」とは?
「コチュジャン」とは、「米あるいは餅米(もちごめ)を麹(こうじ)で発酵・糖化させて、唐辛子を混ぜ込んだ韓国・北朝鮮を発祥とする辛味調味料」のことです。
「コチュジャン」は、お米をベースにした辛味と甘味の絶妙なバランスが取れた発酵調味料を意味しています。
「コチュジャン」は韓国料理に使われるポピュラーな辛味調味料の一つで、ビビンバやチーズタッカルビなどの甘辛い味付けに使われています。
炒めると焦げ付いてしまうので、食材を炒めた後にかけるようにしましょう。
「タテギ」と「コチュジャン」の違い
「タテギ」と「コチュジャン」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも韓国料理で多用される辛味調味料ですが、「タテギ」は「ニンニクやネギをすりおろしたものに唐辛子・醤油・砂糖などを加えた辛味調味料」です。
「コチュジャン」のほうは、「米・餅米をコウジを使って発酵させ、それに唐辛子を加えた発酵調味料」であるという違いがあります。
「タテギ」は麹菌を使った発酵プロセスがないため、「発酵調味料」ではありません。
そのため、「コチュジャン」は「弱い粘り気」がありますが、「タテギ」にはありません。
また「コチュジャン」は米ベースなので火に掛けて炒めると焦げやすいですが、「タテギ」は米を使っていないので焦げにくい点も異なっています。
まとめ
この記事では、「タテギ」と「コチュジャン」という韓国の調味料の違いを説明しましたがいかがでしたか。
「タテギ」と「コチュジャン」について詳しく調べたいときは、この記事の解説を参考にしてください。