「エゴイスト」と「サイコパス」の違いとは?分かりやすく解釈

「エゴイスト」と「サイコパス」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「エゴイスト」「サイコパス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「エゴイスト」とは?

「エゴイスト」の意味は以下の通りです。

1つ目は「わがままな人」という意味で、自己中心的で、ものごとを自分の思い通りに進めたい性格の人のことです。

2つ目は「利己的で自分を尊重して他人を見下す人」という意味で、自分を第一に考えて他人をないがしろにする人のことです。

3つ目は「哲学用語で利己主義という考え方を持つ人」という意味で、自分を一番尊重するという考え方を持っている人、支持する人のことです。

上記に共通するのは「自分が一番」という意味です。

「エゴイスト」は英語の「egoist」が日本語化した言葉で、「ego」「自我」「自尊心」という意味、「-ist」は人を表す接尾辞、「egoist」「利己主義者」になります。


「エゴイスト」の使い方

「エゴイスト」は名詞・形容動詞として「エゴイストだ・である」と使われます。

基本的に、利己主義者で、自分を一番尊重して考え、他人をないがしろにする傾向がある性格の人に使われる言葉です。


「サイコパス」とは?

「サイコパス」の意味は以下の通りです。

1つ目は「良心が異常に欠如している性格」という意味で、人に対する善意や思いやりという感覚が全くない性格のことです。

2つ目は「人に対する感情が異常に欠如している性格」という意味で、他人に対して冷淡で無慈悲な性格のことです。

3つ目は「罪悪感を全くもたない性格」という意味で、常に平気でうそをついたり、自分の行動に責任を取ろうとしない性格のことです。

4つ目は「自尊心が異常に大きい」という意味で、自分は完璧で正しいと思い込む性格のことです。

上記に共通するのは「反社会気質を持つ」という意味です。

「サイコパス」は英語の「psychopath」が日本語化した言葉で、「精神病質」と訳されています。

「サイコパス」の使い方

「サイコパス」は名詞・形容動詞として「サイコパスだ・である」と使われます。

基本的に、精神疾患ではないが、一般的に正常と言われる人格から著しく逸脱していて、反社会性が高い性格に使われる言葉です。

アニメや小説、映画などのキャラクターの性格描写として使われることの多い言葉です。

「エゴイスト」と「サイコパス」の違い

「エゴイスト」「利己主義者で、自分を一番尊重して考え、他人をないがしろにする傾向がある性格の人」という意味です。

「サイコパス」「精神疾患ではないが、一般的に正常と言われる人格から著しく逸脱していて、反社会性が高い性格」という意味です。

「エゴイスト」の例文

・『彼のエゴイストな面に惹かれる女性も多い』
・『エゴイストな彼氏についていけない』
・『上司がエゴイストで商談の時にヒヤヒヤする』
・『起業家はエゴイストでないと生き残れない』

「サイコパス」の例文

・『アニメでサイコパスなキャラに萌える』
・『自分の子供がサイコパスでないかと心配になる』
・『猟奇的な事件が起きるとサイコパスが注目される』
・『サイコパスは人一倍センスがあるので成功する人も多い』

まとめ

今回は「エゴイスト」「サイコパス」について紹介しました。

「エゴイスト」「利己主義者」「サイコパス」「人格異常者」と覚えておきましょう。