この記事では、「脱力感」【だつりょくかん】と「倦怠感」【けんたいかん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「脱力感」とは?意味
体から力が抜けてしまい、やる気を失う状態を「脱力感」【だつりょくかん】といいます。
何かしたいという感覚が失われるばかりでなく、体をきびきび動かして活動ができないという問題も出てくるため、周囲から見ればだらけていると思われてしまうことがあるわけです。
本人としてはいつものように生活がしたいと思うのですが、気持ちとは裏腹に、食事を作るのも嫌になるだの、掃除や洗濯するのも面倒と感じてしまうところが普段の生活ができない原因になってしまいます。
「倦怠感」とは?意味
だるさを感じてしまうことで前向きな気持ちになれない感覚を「倦怠感」【けんたいかん】と言います。
この「倦怠感」を感じてしまう原因としては、かなり体を酷使した後であったり、栄養不足など重なったときです。
ひどい疲労がたまり、うまく発散できないでいるとだるさがひどくなりますし、ダイエットしていると過度な栄養不足に陥りやすくなるだけでなく、ストレスになって疲労感に強くなることで「倦怠感」が強くなります。
「脱力感」と「倦怠感」の違い
ひどく体から力が抜けていき、うまく行動できなかったり、前向きに活動ができないなどの問題が起きやすいのが「脱力感」です。
気が抜けたような表情と動きが目につくようになり、周囲から嫌われる原因になってしまいます。
もう一方の「倦怠感」は、栄養がうまく摂れていないときや、疲労を解消していないと体に表れる感覚を指す言葉です。
休養してもなかなか体力が回復しないのであれば、人間関係や仕事がうまくできていないことから疲れが溜まって「倦怠感」になるでしょう。
「脱力感」の例文
・『姉はいつも脱力感を感じているところが、人が寄らない原因だろう』
・『ひどい脱力感に包まれている部下を元気付けるため、食事に誘った』
「倦怠感」の例文
・『やる気がなく見えてしまう倦怠感が強い教師からは学びたくない』
・『無理な食事制限した妹は、ひどい倦怠感で寝込むようになる』
まとめ
どちらもいい状態ではなく、やる気も元気も失ってしまった気の毒な人のさまを表す言葉です。
自分なりに、今のコンディションがどちらに当てはまるのかよく考えてから使ってみるといいでしょう。