「叩く」と「敲く」の違いとは?分かりやすく解釈

「叩く」と「敲く」の違いとは?生活・教育

この記事では、「叩く」【たたく】と「敲く」【たたく】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。

「叩く」とは?意味

言うことを聞かない者を「叩く」【たたく】といった行為で反省させます。

何度言っても言うことを聞かないとか、人様に迷惑をかけるといった困る行為した者の頬を手で「叩く」ことによって悪いことと自覚させ、心を入れ替えてもらいたいと強く思う気持ちを伝えるとき、思い切り顔を打つという行為で目覚めさせるわけです。

他には、理不尽なことで追い込む者に怒りを込めて顔を叩き、伝える場合もあります。


「敲く」とは?意味

手やバチで楽器を打って音出すことを「敲く」【たたく】といいます。

太鼓をバチで勢いよくたたくとドンドンという独特な躍動感ある音が出ますし、ドラムの面をたたいてテンポのいい音を出して楽しむわけです。

主に、「敲く」ことで、その楽器が持つ独特な音を楽しむといったとき使う言葉になります。

コンガやハンドパンといった手でたたくことで神秘的な音を出し、人々を魅了しますが、指で弾いて奏でるというよりも、パンパンと手の平で力加減してたたくことで辺りに音が響き渡る楽器を演奏するとき「敲く」と表現する言葉です。


「叩く」と「敲く」の違い

不当な扱いをする者や、何度言っても言うことを聞かない人に怒りと苛立つ気持ちを手の平に込めて、相手の頬を手の平で打つことを「叩く」行為で伝えます。

もう一方の「敲く」は、叩くことで腹の奥底に鳴り響くような音を出す楽器で音を出すとき、手の平や棒で何度もたたくという行為を表すとき使うという違いがあるわけです。

「叩く」の例文

・『暴走行為して、周囲に迷惑かけてきた息子の頬を思い切り叩いた』
・『うまく自分の怒りを抑えられないからすぐ子供を叩いてしまうのだ』

「敲く」の例文

・『ふんどし姿の男たちが太鼓を敲いて勇ましく演奏を始めた』
・『大きな太鼓をバチで勢いよく敲く演奏家の姿に胸が熱くなる』

まとめ

同じ読み方をする言葉ではありますが、まったく違う行為を表すとき使われている違いがあります。

どちらを使えばどの行為しているのか人に分かりやすく伝えられるでしょう。