同じような言葉に見えても全く異なった意味を持つ言葉があります。
その一つが「オリエンテーリング」と「オリエンテーション」です。
この記事では、「オリエンテーリング」と「オリエンテーション」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オリエンテーリング」とは?
「オリエンテーリング」は、スポーツの一種です。
スタートからゴールまでの間にいくつかのチェックポイントが設定され、そのチェックポイントに立ち寄りながらゴールを目指す競技です。
20世紀初頭にスウェーデンで考案されたスポーツです。
本格的な競技として行う「オリエンテーリング」の場合、山野で行われ、地図や方位磁石などを使ってチェックポイントを探しゴールするまでの速さを競います。
いかに最適な道を選択し、いかにチェックポイントを見つけることができるか。
そのような点が勝負の分かれ目となる競技です。
そのため、同じスタート位置、同じチェックポイント、同じゴール位置でも、それぞれコース選びはバラバラです。
また、個人で競い合う場合もあれば、数名のグループで競い合うこともあり、人数が決められたものではありません。
このような本格的な競技として「オリエンテーリング」を行うほか、子供たちの場合、遠足や林間学校などといった中で楽しむために行うこともあります。
「オリエンテーション」とは?
「オリエンテーション」とは、新しい環境に慣れるための説明会を指します。
新しい環境には、その場によって、様々な決まりごとや仕組み、学習方法、仕事のやり方などがあります。
それらを把握することは、新しい環境で過ごすためには必要不可欠です。
そういったことを学ぶことができる場所が「オリエンテーション」となり、多くが学校の入学時や会社に就職した際、規模の大きなバイト先などで開催されます。
同じ場所に集まり、同じ人から一緒に説明を受けることで、仲間同士の親睦も深めることができる、そんな、場所となります。
「オリエンテーリング」と「オリエンテーション」の違い
まず、「オリエンテーリング」と「オリエンテーション」は、全く別のことを指す言葉です。
そのため、決して使い方を間違ってはいけません。
「オリエンテーリング」は、あくまでも、競技の一種で、競い合い楽しむものとなります。
それに対し、「オリエンテーション」は、学びの場です。
同じ目的を持った人が一堂に集まり、講習などを受ける場を「オリエンテーション」と言います。
時には、説明だけではなく、実践的な訓練を受けることもありますが、その場合も、あくまでも、競い合うのではなく、みんなで学び合う、それが「オリエンテーション」となります。
まとめ
なんとなく、似たような文字が並んでいるため、同じような意味として間違われやすい「オリエンテーリング」と「オリエンテーション」ですが、全く別のことを指す言葉です。
そのため、決して、使い方を間違ってはいけません。