「胸囲」と「身幅」はどちらも体の一部のサイズを表す言葉です。
この2つはそれぞれ具体的にどこのサイズのことなのでしょうか。
今回は、「胸囲」と「身幅」の違いを解説します。
「胸囲」とは?
「胸囲」とは、「上半身の胸周りのサイズ」を指す言葉です。
「胸囲」の使い方
人間の体のうち上半身の胸部をぐるりと一周した長さを指します。
一般的には脇の下部分の胸周りをメジャーで周囲を一周させて長さを測定します。
洋服をあつらえる時や既製服の大きさと合わせる時に参考にするサイズです。
健康診断で測定することもありこの場合は胸周りのサイズそのものを調べているわけではなく胸周りの大きさを測定することで胸部の中にある肺などの大きさから心肺機能の発達具合を調べる目的で測定します。
「身幅」とは?
「身幅」とは、「左右の脇の下を直線で測定したサイズ」のことです。
「身幅」の使い方
「身幅」とは胴体の幅を表す言葉で正面から見た時の胴体の端から端までの長さを指します。
一般的には左右の脇の下を基準に測定し、服を着た時の袖の付け根にあたる脇の下部分を直線で測ったサイズが「身幅」です。
「胸囲」と「身幅」の違い
「胸囲」と「身幅」はどちらも胴体を測定したサイズを表す言葉です。
「胸囲」が胴体上部の胸をぐるりと一周した円周の長さを表すのに対し「身幅」は左右の幅、つまり胴体が円だとすると円の直径に当たる長さを指すという違いがあります。
実際の人間の胴体は円よりも四角に近くいので「身幅」を2倍した数字に体の厚みを2倍した数字を足すとおおよその「胸囲」を算出できます。
「胸囲」の例文
・『身体測定で胸囲を測定する』
・『体を鍛えているので胸囲は大きい方だ』
「身幅」の例文
・『服を仕立てるので身幅を測る』
・『身幅ぴったりに仕立てたシャツなのでシワができない』
まとめ
同じ胸の部分のサイズでも「胸囲」と「身幅」では測定している対象が異なります。
洋服選びなどに関わるので違いを知っておきましょう。