具材を串に刺し油で揚げる料理として「串カツ」と「串揚げ」があります。
この2つはどのような違いで区別されるのでしょうか。
今回は、「串カツ」と「串揚げ」の違いを解説します。
「串カツ」とは?
「串カツ」とは、「肉を串に刺しパン粉で衣をつけて高温の油で揚げた料理」を指す言葉です。
「串カツ」の使い方
「串カツ」は串に指してあげたカツのことです。
豚や牛などの肉にパン粉で衣をつけ油で揚げて食べる西洋料理を「カツレツ」といい略して「カツ」と呼ばれます。
「串カツ」とはメインとなる具材の肉を串に刺して作るカツのことで、大きな肉を使うカツレツとは異なり一口大に肉を切って串に刺して調理します。
肉のみで作るものと肉と玉ねぎなどの野菜を交互に刺して作るものの2種類があり庶民のご馳走としてご飯のおかずや酒の肴として食される料理です。
「串揚げ」とは?
「串揚げ」とは、「具材を串に刺してパン粉で衣をつけ高温の油で揚げる料理」を意味する言葉です。
「串揚げ」の使い方
肉や魚、野菜などさまざまな種類の具材を串に刺しパン粉で衣を付け高温の油で揚げて食べる料理を指します。
使用する具材に特に決まりはなく好みの具材を食べるのが「串揚げ」の楽しみです。
「串カツ」と「串揚げ」の違い
「串カツ」と「串揚げ」の違いは「具材」です。
「串カツ」は串に刺して揚げたカツレツのことなので使用する具材は豚肉もしくは牛肉と付け合わせになる玉ねぎなどに限定されます。
「串揚げ」は串に刺して油で揚げた料理全般を指す言葉なので肉だけでなく魚や野菜なども含まれます。
串に刺して揚げる串揚げのうち具材に肉を使ったものが「串カツ」です。
外食店としては串カツ屋と串揚げ屋のどちらも存在しますが明確な区別はありません。
串カツ屋でも野菜や魚介類などを串に刺して揚げたものを提供していますし、串揚げ屋でも肉を揚げたものがメニューにあります。
まとめ
「串カツ」と「串揚げ」は肉か肉以外かで区別されます。
食べ方や調味料の種類で区別することもありますが具材以外に明確な違いはありません。
違いにとらわれることなくおいしく食べましょう。
