この記事では、「形而上学」と「哲学」の違いを分かりやすく説明していきます。
「形而上学」とは?
形而上学は、けいじじょうがくと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、形をもっていないもの等の意味を持っている形而上の漢字に、研究するや教えを受けるといった意味を有する学の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ形而上学は、現象世界を超越した対象に関して考察する学問を表すのです。
「形而上学」の言葉の使い方
形而上学は、知覚世界を超えた対象について探求する学問といった意味の言葉として使われています。
要するに、愛や正義、神に世界といった知覚は出来るものの、形がないものを研究する学問という意味で利用される言葉です。
「哲学」とは?
哲学は、てつがくと読むべき言葉となっています。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、道理を明らかにするといった意味の哲の漢字に、まなぶとか研究の内容といった意味がある学の漢字を加える事で誕生した言葉です。
以上の事から哲学は、この世界や人間等の根本原理を深く考察して行く学問を示します。
「哲学」の言葉の使い方
哲学は、理性的かつ知的な考察により人生や人間等の根本的な原理を追求する学問を表すのです。
他にも個人の経験から生まれた人生観やポリシー等の意味でも、この哲学という言葉は駆使されています。
「形而上学」と「哲学」の違い
形而上学と哲学の漢字表記を見比べると、形而上と哲という漢字の違いを発見可能です。
所が最後の漢字は共に学の漢字であり、どちらも学問を表現する言葉となっています。
とはいえ哲学は真理を探究しようとする学問であり、形而上学がそんな哲学の一つの分野を表すのです。
まとめ
2つの言葉は共に、根本理由を探究しようとする学問という意味を持っています。
ただし形而上学は、正義や神といった知覚は可能だけど形がないものを理知的に探究しようとする学問です。
一方の哲学は、人間や世界の根本的な原理を理性的に考察する学問であり、形而上学はそんな哲学の一分野となっています。
