この記事では、「ホウキギ」と「コキア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ホウキギ」とは?
「ホウキギ(箒木)」とは、「コキア」のことを指しています。
「コキア」とは?
「コキア」とは、ヒユ科バッシア属に分類されている一年草の植物のことを言います。
ユーラシアが原産で、日本には平安時代に中国から渡来したと言われています。
「コキア」の草丈は、50㎝から100㎝程度あります。
開花時期は8月から10月頃で、穂状花序で黄緑や緑色の花が咲きます。
花は2㎜から3㎜と小さく、目立ちません。
茎は枝分かれが多く、密になっています。
葉は互生の単葉で緑色です。
秋に紅葉して、赤くなります。
紅葉の見頃は10月から11月頃です。
そして、実は9月から10月頃になります。
星形の傘のような花被片がついています。
実は薬用、食用に利用されています。
生薬名は「地膚子(ジフシ・チフシ)」です。
「とんぶり」は「畑のキャビア」とも言われています。
若い芽は食用になります。
茎は乾燥させ、束ねて箒(ほうき)にします。
「ホウキギ」と「コキア」の違い
「ホウキギ」と「コキア」の違いを、分かりやすく解説します。
「ホウキギ」と「コキア」は、同じ植物を表しています。
「ホウキギ」は「コキア」の和名になります。
観賞用では「コキア」と呼ばれているようです。
まとめ
「ホウキギ」、「コキア」の別称には、「ホウキグサ(箒草)」、「イソホウキ(磯箒木)」、「イソボウキ(磯箒)」、「トンブリ」、「ニワクサ」、「ハハキギ」などがあります。
また、「ホウキギ」、「コキア」の英語表記は「kochia」、「mock cypress」、「burningbush」、「summer cypress」、「Mexican burningbush」、あるいは「Mexican fireweed」などになります。
「ホウキギ」、「コキア」の言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。