寒い地域を表す言葉には「ツンドラ」や「タイガ」があります。
この記事では、「ツンドラ」と「タイガ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ツンドラ」とは?
「ツンドラ」とは地下に永久凍土が存在する地域を示す言葉であり、こちらは降水量が非常に少ないのが特徴です。
「ツンドラ」の語源はロシア語であり、この言葉は主にシベリア方面の気候を示す言葉として使われてきました。
「ツンドラ」は主に北極海の沿岸で見られる現象であり、夏場は永久凍土の表面が解けて色々な植物が育成することもあります。
「ツンドラ」は北極ツンドラ、南極ツンドラ、高山ツンドラの3つに分類することが可能です。
「ツンドラ」地帯の気候を表す言葉には「ツンドラ気候」があります。
「タイガ」とは?
「タイガ」とはロシア語で針葉樹林を表す言葉であり、こちらはシベリア地方に多く存在するものを示す言葉として使われてきました。
「タイガ」はロシア以外にも亜寒帯に発達する針葉樹林を示す時にも使うことが可能です。
「タイガ」が存在する地方は地面が永久凍土となっているのが特徴であり、木の育成に必要な水分はここから補給されます。
「タイガ」は上述の「ツンドラ」地方と温帯の間に存在する地域となっています。
「ツンドラ」と「タイガ」の違い
「ツンドラ」は永久凍土が存在する寒帯であり、「タイガ」は針葉樹林が存在する亜寒帯を表す言葉です。
この2つはどちらもロシア語から生まれた言葉となっています。
「ツンドラ」の例文
・『ツンドラの気候について調べています』
・『永久凍土が存在するツンドラでは、普通の生物は生きられない』
「タイガ」の例文
・『タイガにある針葉樹林の写真を見ています』
・『タイガの夏は予想外に多くの植物が発生します』
まとめ
「ツンドラ」や「タイガ」はどちらもロシア語から作られた言葉です。
前者は寒帯の地域を示すものであり、後者は亜寒帯を示す言葉です。