「ボーダーコリー」と「シェルティ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ボーダーコリー」と「シェルティ」の違い動物・植物・昆虫

この記事では、「ボーダーコリー」「シェルティ」の違いについて紹介します。

ボーダーコリーとは?

ボーダーコリーとは、イギリス原産の牧羊犬です。

ヴァイキングによってイギリスに持ち込まれた牧畜犬がルーツで、在来種と交雑し徐々に現在の形になりました。

ボーダーコリーは中型犬に分類され、高い運動能力を持っています。

ボーダーコリーの「ボーダー(border)」は、「国境」を表す言葉です。

これは、イングランドとスコットランドの国境付近が原産地だったからといわれています。

この地域は岩場が多い土地で、ボーダーコリーは牧羊犬として牧畜に欠かせない役割を担っていました。

ボーダーコリーは非常に賢い犬種として知られ、ドッグスポーツなども一緒に楽しめます。


シェルティとは?

シェルティは、シェトランドシープドックという犬種の愛称です。

スコットランドにあるシェトランド諸島が原産の牧羊犬とされます。

正式名称であるシェトランドシープドックの「シェトランドシープ」とは、同じシェトランド諸島の羊のことをいいます。

外見はラフ・コリーに似ていますが、ラフ・コリーよりも大分小型の犬です。

シェトランド諸島は荒涼とした土地なので牧草地が限られており、家畜は小型化していきました。

それに伴い、シェルティも小型化したと考えられています。

現在は牧羊犬としてではなく、ペットとして飼われている方が多いです。


ボーダーコリーとシェルティの違い

ボーダーコリーもシェルティも牧羊犬で、ルーツをたどると祖先は同じと考えられています。

体はボーダーコリーの方が大きく、シェルティの方が小さいです。

牧羊犬としては役割が異なっており、ボーダーコリーは羊を群れに連れ戻す役割を担っていました。

それに対してシェルティは、羊が農作物を食べてしまうのを吠えて防いでいたといわれています。

まとめ

ボーダーコリーとシェルティでは、体の大きさや牧羊犬としての役割に違いがあります。