この記事では、「グッピー」と「メダカ」の違いについて紹介します。
グッピーとは?
グッピーは、カダヤシ目カダヤシ科に属する魚です。
イギリスの博物学者だったレッチミア・グッピーによって発見されたため、グッピーと呼ばれるようになりました。
観賞用の熱帯魚として知られています。
体の色は個体ごとに異なっており、美しいヒレが特徴です。
雄と雌では見た目が大きく異なっていて、体が大きいのは雌になります。
また、見た目が鮮やかで美しいのは雄です。
観賞用に改良されたグッピーには、野生種よりも大きくヒレが広がるものが多くみられます。
日本で野生化しているグッピーもいますが、熱帯魚のため寒さに弱く沖縄など温かい地域でしか冬を越すことはできません。
温泉街などでは用水路で見かけることもあります。
観賞用のグッピーには国産と外国産があり、外国産はシンガポールで養殖されたものがほとんどです。
外国産の方が価格は安いですが、輸送や水質の違いなどの問題で体調管理に気を付ける必要があります。
グッピーの主な品種を挙げると、レッド・モザイクやキングコブラ、ドイツイエロー・タキシード等があります。
レッド・モザイクはグッピーの代表的な品種で、赤く美しいモザイク模様をしています。
キングコブラは、体にコブラのような模様があるグッピーです。
ドイツイエロー・タキシードは体の半分が濃い色のグッピーで、高い人気を誇ります。
メダカとは?
メダカは、ダツ目メダカ科に属する魚です。
日本や中国、韓国、台湾など東アジアから東南アジアにかけて分布しています。
飼育が簡単で、日本では観賞用の魚として飼育されてきました。
大きい目をしていて顔の高い部分にあることからメダカという名前がついたといわれています。
日本の小川や水路などにも生息しており、昔はメダカの群れを見ることも多くありました。
しかし、近年は生息数が激減していて、絶滅危惧種に指定されています。
そのため日本各地でメダカを保護する活動なども行われるようになりました。
グッピーとメダカの違い
グッピーは中南米が原産で、熱い地域に分布する熱帯魚です。
そのため寒さに弱いという特徴があります。
それに対してメダカはアジアを中心に分布していて、寒さに強い魚です。
ただし、水温が0℃を下回ると冬眠します。
また、グッピーは観賞用に改良されており様々な品種があります。
観賞用のグッピーには体の色が鮮やかだったり、ヒレが広がったり伸びたりするものが多いです。
メダカは観賞用としても用いられていますが、グッピー程鮮やかではありません。
それからグッピーは雄と雌では見た目が大きく違います。
メダカは雄と雌で多少の違いはあっても大きな違いではありません。
まとめ
グッピーとメダカの違いは、寒さに弱いかどうかにあります。
グッピーは熱帯魚なので寒さに弱く、日本で冬を越すのは難しいです。
メダカは元々日本にいる魚なので、寒さに強のが特徴です。