梅雨と言えばこの生き物!この記事では、「マイマイ」と「カタツムリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マイマイ」とは?
「マイマイ」とは、「カタツムリ」と呼ばれている陸貝の一種を指す名称です。
「マイマイ」の語源には諸説あり、子供たちが「舞え舞え」とはやし立てたことからとする説や殻の渦を指して「巻き巻き」とした説などが挙げられます。
「カタツムリ」とは?
「カタツムリ」とは、「マイマイ」と呼ばれる陸貝の一種を指す通称です。
あくまで通称であるため、生物学における正式名称ではありません。
その証拠に、いわゆる「カタツムリ」とされている生き物の分類や名前を見てみると、「マイマイ科」や「マイマイ属」、「コガネマイマイ」や「リンゴマイマイ」など「マイマイ」という名前が使われていることが分かります。
「カタツムリ」の語源も諸説あり、殻の形状が昔の笠(=かさ)に似ていたこと、巻貝を意味する古語「ツブリ」から「カタツムリ」になったとする説や「片角振り」が「カタツムリ」になったとする説などが挙げられています。
「マイマイ」と「カタツムリ」の違い
「マイマイ」と「カタツムリ」の違いを、分かりやすく解説します。
渦を巻いた殻を持ち、一対の触覚と目玉を持つ陸貝の一種を指した名称が「マイマイ」であり、その「マイマイ」の通称として用いられている名前が「カタツムリ」です。
したがって、「カタツムリ」という呼び名はあくまで通称であり、生物学における正式名称ではないのです。
まとめ
・「マイマイ」とは、「カタツムリ」と呼ばれている陸貝の一種を指す名称です。
・「カタツムリ」とは、「マイマイ」と呼ばれる陸貝の一種を指す通称であり、生物学上での正式名称ではありません。
ちなみに、「マイマイ」や「カタツムリ」の他に、「カタツムリ」を漢字表記した「蝸牛」をそのまま呼んだ「かぎゅう」や童謡でも有名な「でんでん虫」という呼び名もあります。