動物のトラを示す漢字には「寅」や「虎」があり、それぞれ使い分けることが可能です。
この記事では、「寅」と「虎」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寅」とは?
「寅」は動物のトラを示す言葉ですが、こちらは主に十二支や時刻、方角を示す時に使います。
十二支とは中国で作られた概念であり、時刻や方角、年月を表すものとして使われるのが特徴です。
「寅」は旧暦の1月や、午前4時から6時、東北東よりやや北寄りの方角を示します。
「虎」とは?
「虎」は動物のトラを示す言葉であり、英語では“tiger”と表現します。
「虎」はネコ科ヒョウ目に属する動物であり、肉食動物の中でも獰猛なことで有名です。
「虎」は様々な地方に生息しており、その姿や強さから様々な物語や格故事成語に登場しています。
「虎」は信仰の対象となることも多いのですが、一方で狩猟されることも多く最近では生息数が減少しています。
「虎」は強い人物を表す比喩として使われることも多く、猛々しい虎は「猛虎」とい言葉で有名です。
強い2者を表す言葉には「竜虎」があり、優劣がつけがたい存在やライバルを示す時に使います。
「寅」と「虎」の違い
「寅」は干支や時刻、方角、年月を表す時に使います。
「虎」は一般的な動物のトラを示す言葉であり、様々な地域に生息しています。
「虎」は獰猛な動物として色々慣用句や物語に使われることで有名です。
「寅」の例文
・『来年の干支は寅なので、格好いいイラストを描きたいと思います』
・『占いによると、寅の方角に金運アップの道具を置くのがいいそうです』
「虎」の例文
・『その家には大きな虎の剥製があり驚きました』
・『動物園で虎の赤ちゃんを見てきました』
まとめ
「寅」は十二支や時刻、方角、年月を表す言葉であり、特別な場合に使います。
「虎」は動物のトラを示す言葉として様々場面で使います。
「虎」は「猛虎」や「竜虎」など強者を示す場合に使うことで有名です。