この記事では、「パームヤシ」と「アブラヤシ」の違いを分かりやすく説明します。
パームヤシとは?
パームヤシとは、パーム油がとれるヤシのことをいいます。
パーム油は幅広い用途で使われている植物油で、様々な食品に加工されています。
マーガリンやチョコレート、ホイップクリーム等にも使われていますし、インスタント麺やポテトチップス等スナック菓子の揚げ油としても使われます。
また、カレーのルーや乳児用のミルクなどにも使われており、その用途はかなり幅広いです。
それから洗剤やシャンプー、コスメ、練り歯磨きなど食品以外に使われることもあります。
本来はアブラヤシという名前で、パームヤシという呼び方は正しくありません。
しかし、アブラヤシのことを英語でoil parm(オイルパーム)というので、パームヤシという名前で呼ばれることもあるのです。
アブラヤシとは?
アブラヤシとはパーム油がとれるヤシのことで、パームヤシと呼ばれることもあります。
ヤシ科アブラヤシ属に属する植物で、ギニアアブラヤシとアメリカアブラヤシの2種類があります。
アブラヤシは西アフリカが原産で、実が1000個程の塊になっておりその身と種子からパーム油がとれます。
日差しが強く雨も多い熱帯地域で栽培されます。
現在はインドネシアやマレーシアが主な産地になります。
パーム油は年々需要が高まっており、生産量も増えています。
近年はバイオマス燃料として使われることもあります。
その結果、森林伐採にもつながり大きな問題にもなっています。
パームヤシとアブラヤシの違い
パームヤシとアブラヤシは同じ植物のことを指しているので、違いはありません。
アブラヤシというのが正式名称で、パームヤシという呼び方は間違っています。
ただし、パーム油がとれることからパームヤシと呼ばれることもあるのです。
まとめ
パームヤシとアブラヤシは同じものです。
アブラヤシの方が正しい言い方になります。