「内在」と「潜在」の違いとは?分かりやすく解釈

「内在」と「潜在」の違いとは?違い

この記事では、「内在」「潜在」の違いを分かりやすく説明していきます。

「内在(ないざい)」とは?

「内在」には以下の意味が含まれています。

「ある物事や性質が異なる他のものの内に含まれて存在していること」
「スコラ哲学において、精神作用での原因と結果が共にその作用のうちにあること」
「神が世界のうちにその本質としてあらわれていることをいう形而上学、宗教哲学上の語」
「経験の限界内に有ることや意識の内容としてあることをいう認識論の語」


「内在」の使い方

「内在」は名詞としてや、動詞として「内在する」などのように使われています。


「潜在(せんざい)」とは?

「潜在」とは、「表面には表れず内に潜んで内在すること」を意味する言葉です。

「潜在」の類義語には「伏在(ふくざい)」「秘(ひ)める」「水面下(すいめんか)」「隠然(いんぜん)」などがあります。

「潜在」の使い方

「潜在」は名詞としてや、動詞として「潜在する」などのように使われています。

「内在」と「潜在」の違い

「内在」「ある物事や性質が異なる他のものの内に含まれて存在していること」などの意味を表す言葉であり、対して、「潜在」「表面には表れず内に潜んで内在すること」という意味を表す言葉です。

「内在」の例文

・『人の心の中には、モラルを守ろうとする道徳性と残虐性が内在しているとの解釈もある』

「潜在」の例文

・『1つの事象に対して、表面的な問題だけでなく、潜在している問題も分析する必要がある』

まとめ

「内在」「ある物事や性質が異なる他のものの内に含まれて存在していること」「スコラ哲学において、精神作用での原因と結果が共にその作用のうちにあること」などの意味を表す言葉です。

対して、「内在」「ある物事や性質が異なる他のものの内に含まれて存在していること」などの意味を表す言葉でした。

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