「ポマード」と「グリース」の違いとは?分かりやすく解釈

「ポマード」と「グリース」の違い専門用語・業界用語

「ポマード」「グリース」はどちらも髪をセットする時に使用する整髪料ですが、どのような違いで区別されているのでしょうか。

今回は、「ポマード」「グリース」の違いを解説します。

「ポマード」とは?

「ポマード」とは、「植物性の油に香料を練り合わせて作る男性向け整髪料」です。


「ポマード」の使い方

髪を撫でつけるのに使用する男性向け整髪料で、主な原料としてひまし油や木蝋など植物性の油が使用されています。

男性向けの整髪料としては古くから使われており、オールバックなど短い髪をなでつけて固めるヘアスタイルに向いています。

スタイリング力が強く多少の動きでは髪型が乱れないくらいしっかりと固めてくれるのが特徴で、香料によるいい香りと相まってどんな時にも髪を乱さない紳士の嗜みとして用いられてきた整髪料です。


「グリース」とは?

「グリース」とは、「主に男性向けに開発された水性の整髪料」です。

「グリース」の使い方

しっかりとしたスタイリング力と洗髪のしやすさを両立した整髪料で、伸びがよくツヤもあって髪をきれいにまとめられるだけでなく使用後の洗い落としやすさも兼ね備えています。

油分を含む整髪料はスタイリング力が強い一方で髪への定着力が強いため落としにくく、シャンプーを大量に使わないときれいに髪を洗えないというデメリットがあります。

「グリース」は水性なので洗い落とすのが簡単で通常のシャンプーだけできれいに洗髪できる使いやすい整髪料です。

「ポマード」と「グリース」の違い

植物由来の天然油性整髪料が「ポマード」、人工的に作られた水性整髪料が「グリース」という違いがあります。

「グリース」「ポマード」を使いやすく改良することを目指して作られたもので、扱いやすさは向上していますが定着力に関しては劣ります。

まとめ

「ポマード」「グリース」はどちらも男性向け整髪料として広く使用されていますが特徴はかなり異なります。

それぞれの特徴を理解した上で自分に合うものを選びましょう。