この記事では、「シルキーテリア」と「ヨークシャテリア」の違いについて紹介します。
シルキーテリアとは?
シルキーテリアはオーストラリアが原産で、正式にはオーストラリアンシルキーテリアといいます。
オーストラリアンテリアやヨークシャテリア、クライズデールテリアを交配させて生まれた犬種です。
オーストラリアンテリアは、イギリスからオーストラリアに渡った移民が複数のテリアを交配させた犬種です。
農場で畑を荒らすウサギや蛇などを退治するための作業犬として親しまれていました。
クライズデールテリアは既に絶滅していますが、シルクのようなしなやかな被毛が特徴です。
その美しい被毛はシルキーテリアにも受け継がれています。
シルキーテリアが生まれたのはシドニーだったため、シドニーシルキーテリアと呼ばれていたこともあります。
シルキーテリアは愛玩犬ですが、狩猟犬として性質も受け継いでいます。
そのためネズミを狩るために用いられることもあります。
立ち耳で垂れ尾で、ロングコートは美しくつややかです。
ヨークシャテリアとは?
ヨークシャテリアとは、イギリスのヨークシャー地方で誕生した犬種です。
ヨーキーという愛称で親しまれています。
愛玩犬というイメージがありますが、ネズミを捕まえるための狩猟犬でもありました。
その後、愛らしい見た目が上流階級などで人気となり、愛玩犬として飼われるようになったのです。
ヨークシャテリアは美しい絹のような被毛を持っており、動く宝石と呼ばれることもあります。
成長するにつれて毛色は何度も変化します。
小型の犬で、大人になっても2kgから3kgまでにしかなりません。
被毛が地面にまで届く長さでカットするのがスタンダードとされています。
日本でも人気があり、ペットとして飼われています。
毛玉ができやすいので、飼う場合には毎日ブラッシングをする必要があります。
シルキーテリアとヨークシャテリアの違い
シルキーテリアはヨークシャテリアとオーストラリアンテリア、クライズデールテリアを交配させた犬種です。
そのため似ているところも多く、シルクのように美しい被毛を持っていることは共通しています。
体のサイズはヨークシャテリアの方が小さく、体重は2kgから3kgが一般的です。
それに対してシルキーテリアは、体重が4kgから5kg程度あります。
また、日本ではシルキーテリアよりもヨークシャテリアの方がよく知られています。
シルキーテリアも見た目は愛らしいですが、攻撃的で興奮いしゃすい性格だというイメージがあります。
以前に比べると攻撃的な性質は抑えられていますが、躾が難しいというイメージが定着してしまったのでペットとしてはあまり人気がありません。
まとめ
シルキーテリアとヨークシャテリアの違いは、体の大きさにあります。
体が大きいのがシルキーテリアで、ヨークシャテリアの方が小さいです。
また、シルキーテリアは躾が難しい犬種というイメージがあります。