この記事では、「ジャブ」と「ストレート」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ジャブ」とは?
「ジャブ」とは、ボクシングなどの拳を使用して攻撃する格闘技において、最も使用頻度が高く、腰を入れず自分の拳を相手に対して直線状に放つパンチです。
「ジャブ」は威力よりもスピードが重視され、敵に与えるダメージは小さいです。
しかし「ジャブ」は敵にダメージを与える事を目的としておらず、敵との距離を測ったり、連続攻撃のきっかけを作ったり、相手の攻撃を誘ってカウンターを狙ったりと、様々な意図を持って使用される非常に重要なパンチです。
ボクシングにおいては基本中の基本と言われるパンチで、相手をダウンさせるような威力のあるパンチではありませんが、「ジャブ」をどう使うかによって試合を大きく左右するため重要なパンチと言えます。
「ストレート」とは?
「ストレート」とは、ボクシングなどの拳を使用して攻撃する格闘技において、腰の回転を利用し放つ威力の高いパンチを指します。
上述した「ジャブ」のようにスピードに重視したパンチではなく、確実に相手にダメージを与える威力の高いパンチです。
腰に体重を乗せて回転させ、その回転の動きを腕に伝え、相手に直線的なパンチを放ち強烈なダメージを与えます。
「ストレート」は試合を決着させる場合がある重要なパンチで、「ジャブ」の後に連続攻撃として繰り出したり、相手の「ストレート」に合わせるようにカウンターとして使用したり、試合の中で重要な場面で多用されるパンチです。
身体全体を使ったパンチのため隙が生まれやすく、相手の反撃を許してしまう場合があり、「ストレート」を打つ際は相手のカウンターパンチを警戒する必要があります。
「ジャブ」と「ストレート」の違い
「ジャブ」と「ストレート」は、相手に対して直線状に放つパンチで、ボクシングにおいては「ストレート系」と呼ばれます。
しかしその威力や使用目的は全く異なったものになっています。
「ジャブ」はスピードを重視したパンチで、相手にダメージを与えると言うよりは、相手をけん制したり、距離を測ったり、連続攻撃のきっかけを作ったり、あくまで戦術的な基礎をつくるパンチです。
ボクシングでは基本のパンチの一つですが、「ジャブ」の技術によって試合を左右すると言っていいほど重要なパンチです。
対して「ストレート」は、腰の回転を利用して相手のダメージを与える事を目的としたパンチです。
強烈な威力があり、相手に大きなダメージを与え、ダウンさせる目的を持って放ちます。
身体全体を使って放つパンチのため隙が生まれやすく、反撃を受けてしまうリスクがあるため、使用するタイミングも重要になってきます。
いずれにしても、「ジャブ」と「ストレート」は全く異なったパンチと言えるでしょう。
まとめ
「ジャブ」と「ストレート」はボクシングなどの拳を使用する格闘技に置いて、最も基本的で重要なパンチです。
テレビでボクシングを観戦する際に必ず目にする攻撃です。
素人目線ではどれが「ジャブ」でどれが「ストレート」かを即座に見極める事は困難ですが、「ジャブ」と「ストレート」には大きな違いがあるという事が分かったと思います。
この違いを少しでも理解した上でボクシングを観戦すれば、また違った面白さが見えてくるのではないでしょうか。