「アサイン」と「ディスパッチ」の違いとは?分かりやすく解釈

「アサイン」と「ディスパッチ」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「アサイン」「ディスパッチ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「アサイン」とは?

「アサイン」「assign」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。

1つ目は「人に仕事や役割を割り当てる」という意味で、人をある職務を任せることです。

2つ目は「人を部署に割り当てる」という意味で、人材を適切は部署に配属することです。

3つ目は「意味などを与える」という意味で、ものごとの原因や起源などを特定することです。

4つ目は「制限などを課す」という意味で、ものごとを取りまとめるために、範囲や上限を与えることです。

上記に共通するのは「割り当てる」という意味です。


「アサイン」の使い方

「アサイン」は名詞として「アサインする・した」「アサインされる・された」と使われます。

基本的に、会社が人に仕事や役割を割り当てることや、ある決まりや制限などを課することに使われる言葉です。

ビジネス用語であり、外資系企業では日常的に使われる言葉です。


「ディスパッチ」とは?

「ディスパッチ」は英語の「dispatch」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。

1つ目は「使者や軍隊などを派遣する」という意味で、必要があって急に人を送ることです。

2つ目は「手紙などを急送する」という意味で、必要書類を急いで送付することです。

3つ目は「仕事や問題などを手際よく片付ける」という意味で、てきぱきとやるべきことを終わらせることです。

4つ目は「IT用語で、処理するべきタスクに優先順位を付けてCPUに割り当てること」という意味です。

上記に共通するのは「急いで割り当てる」という意味です。

「ディスパッチ」の使い方

「ディスパッチ」は名詞として「ディスパッチする・した」「ディスパッチされる・された」と使われます。

基本的に、担当者や書類などを急遽派遣することや、仕事や問題などを手際良く片付けることに使われる言葉です。

ビジネス用語であり、日常会話で使われることはほとんどありません。

「アサイン」と「ディスパッチ」の違い

「アサイン」「会社が人に仕事や役割を割り当てること」「ある決まりや制限などを課すること」という意味です。

「ディスパッチ」「担当者や書類などを急遽派遣すること」「仕事や問題などを手際良く片付けること」という意味です。

「アサイン」の例文

・『商品の担当者にアサインされる』
・『新しくでいた支店の副支店長にアサインされる』
・『企画開発部から営業部にアサインされる』
・『滞留債権の回収担当にアサインされる』

「ディスパッチ」の例文

・『他のサービスエンジニアをディスパッチする』
・『契約に必要な書類をディスパッチする』
・『注文された商品をディスパッチする』
・『首相の代わりに外務大臣をディスパッチする』

まとめ

今回は「アサイン」「ディスパッチ」について紹介しました。

「アサイン」「仕事を割り当てること」「ディスパッチ」「急遽派遣すること」と覚えておきましょう。