この記事では、「キヌア」と「アマランサス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キヌア」とは?
ヒユ科アカザ属の一年草です。
種子は直径2mmほどで食用にします。
種子の色は、白、赤、紫などさまざまです。
原産地はアンデス山脈一帯といわれており、野生のものは約5000年から7000年前から利用されており、栽培は3000年から4000年ほど前から行われていました。
この種子はゆでて食べます。
調理方法を簡単に説明します。
まず、「キヌア」を洗います。
非常に細かく普通のザルでは目を通ってしまうため、網の目が細かなものを使用して洗います。
鍋に「キヌア」とその3倍量の水を入れて火にかけます。
沸騰したらフタをしたまま20分ほど加熱をし、水がなくなってきたら火をとめて、フタをした状態で5分ほど蒸らします。
これで完成です。
ゆでたものをこれだけで食べたり、サラダやスープに加えて食べたりします。
ご飯を炊飯器で炊くときに一緒に混ぜてもよいです。
米と一緒に洗うと、水を捨てる際に「キヌア」が流れ出てしまう心配があるので、これだけを先に洗っておくとよいでしょう。
炊き方は普通に白米を炊くときと同じです。
スーパーフードと呼ばれており、栄養価の高い食品です。
100gあたりには、タンパク質13. 4g、鉄分4. 3g、マグネシウム180mg、カルシウム48mgが含まれています。
「キヌア」の言葉の使い方
ヒユ科アカザ属の一年草の一種を指して使用する言葉です。
特にその種子を指して使用をします。
「アマランサス」とは?
ヒユ科ヒユ属の総称です。
アマランスともいいます。
その中でも特にハゲイトウを指します。
この植物は種子を食用にしています。
直径1mmほどの非常に小さな種子です。
古代南米やインカ文明などでは古くから食用にされてきました。
日本には江戸時代ごろに入ってきて、そのころは主に観賞用とされていました。
この種子はゆでて食べます。
ゆで方を簡単に説明します。
まず「アマランサス」を洗います。
非常に小さな種子で普通のザルでは目を通ってしまうので、茶こしなどを使用します。
鍋に「アマランサス」と水を入れます。
種子1/2カップに対して、水は180mlほどです。
火にかけて沸騰をしたらフタをして20分ほど加熱をします。
水がなくなった、フタをした状態で5分ほど蒸らします。
このまま食べたり、サラダやスープに加えて食べたりします。
ご飯を炊くときに一緒に炊飯器に入れて炊くこともできます。
栄養価が高く、100gあたりには鉄分9. 4mg、マグネシウム270mg、カルシウム160mgが含まれています。
「アマランサス」の言葉の使い方
ヒユ科ヒユ属を指して使用をします。
特にハゲイトイウのことをいいます。
「キヌア」と「アマランサス」の違い
小さな種子を食用にしている点が似ていますが、2つのものは別ものです。
前者はアカザ属、後者はヒユ属になります。
まとめ
どちらも小さな種子で見た目が似ていますが、それぞれベつのものです。