この記事では、「コオロギ」と「鈴虫」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コオロギ」とは?
「コオロギ」は、コオロギ科という種類の総称で後ろ足が太く、飛ぶことができない昆虫です。
つまり、飛行能力は無いんですが、脚の太さを利用してジャンプすることで長距離移動を可能とします。
そして、鳴き声がコロコロという鳴き声ですが、鳴かないコオロギ種もおりすべての「コオロギ」という科目の昆虫が鳴き声を上げるわけではありません。
「鈴虫」とは?
「鈴虫」は、実はバッタの仲間で一応コオロギ科の昆虫の一つになります。
この昆虫はあえて後ろ足が太くジャンプ力があるという長所をかき消して飛翔能力を手に入れた昆虫です。
なので、後ろ脚は別に太くなく、むしろ細いという特徴があります。
そし手特徴的なのは鳴き声で、鈴がなっているかのように「リーリー」と鳴き声を上げるのが特徴です。
「コオロギ」と「鈴虫」の違い
両者の違いは、後ろ足が太く成長しているか別に後ろ足が太く成長していないかです。
「コオロギ」は、どちらかというとジャンプという方法で飛ぶので飛行能力はありません。
しかし、「鈴虫」は、全体的に小柄で足のすべてが細身で軽量なので羽を使い飛翔が可能となっています。
ちなみに、「コオロギ」も「鈴虫」も実は成体になりきる前は羽で飛翔が可能なんですが、成長するとともに「コオロギ」側は飛翔に必要な羽を失います。
「コオロギ」の例文
・『コオロギを捕まえて魚釣りの餌に使用する』
「鈴虫」の例文
・『鈴虫の鳴き声が聞こえる』
まとめ
「コオロギ」については、後ろ足が太く成長している点が特徴で、これはバッタという生き物と同じでジャンプ力により敵から逃げるというものです。
なので、「コオロギ」には一応羽があるんですが、この羽は飛翔能力というものがあるのは、成体ではなく幼体の間だけで、大人になると羽自体が抜けるうえ、自分の重量も重くなりますので飛ぶことができなくなります。
一方、「鈴虫」はというと、羽が長い長翅型という昆虫は飛翔能力があるんですが、この能力も実は「コオロギ」と同じで成長するに際してだんだんと失われ羽自体の劣化で飛ぶことができなくなることがあります。
だから、お店なんかで売っている「鈴虫」は羽が長い種族の「鈴虫」でも飛ぶことができない個体がいるのです。
しかも「鈴虫」の場合、虫自体が高い身体能力を持っていませんので逃亡を図る場合、飛翔するか隠れるという方法しかないので、逃亡を図る能力の違いでも「コオロギ」と「鈴虫」の違いは判るでしょう。
おそらくですが、最も簡単な見分け方は泣き声で「コオロギ」の場合、コロコロという鳴き声が「コオロギ」である、「鈴虫」はリーリーという声がという違いで両者の違いを分けてもよいでしょう。