この記事では、「コーンポタージュ」と「コーンスープ」の違いについて紹介します。
コーンポタージュとは?
コーンポタージュとは、トウモロコシを裏ごしして滑らかにしたスープのことをいいます。
トウモロコシの実は入っておらず、とろみがついているのが特徴です。
ポタージュ(potage)はフランス語で、スープ全般を指す言葉です。
野菜などを裏ごししたり、小麦粉をバターで炒めたものを入れてとろみをつけたスープのことはポタージュ・リエといいます。
とろみのない澄んだスープのことはポタージュ・クレールと呼んでいます。
ポタージュ・リエにも幾つか種類があり、その中の1つがピュレと呼ばれるものです。
ピュレは、トウモロコシやジャガイモ、カボチャなどでんぷん質の野菜をブイヨンで煮込んだ後に裏ごししたり、ミキサーでピューレ状にして牛乳や生クリームを加えたスープになります。
コーンポタージュもピュレの一種です。
ただし、本場のフランスではトウモロコシを使ってポタージュを作ることはあまりありません。
日本では人気が高く、ファミレスのメニュー等にもあります。
パウダー状になっているインスタント食品のコーンポタージュもあり、お湯を注ぐだけで簡単に食べられます。
コーンスープとは?
コーンスープとは、トウモロコシを使ったスープになります。
トウモロコシの実が入っていることが多く、実も一緒に食べるスープになります。
トウモロコシならではのつぶつぶとした食感が楽しめます。
日本では缶入りのコーンスープ等も販売されており、定番の商品として広く知られています。
コーンポタージュとコーンスープの違い
コーンポタージュは、トウモロコシを裏ごしして滑らかにしたスープになります。
それに対してコーンスープは、トウモロコシの実が入ったスープです。
実を食べるスープで、トウモロコシの食感が楽しめます。
ただし、コーンスープはトウモロコシを使ったスープという意味でも使われているので、コーンポタージュもコーンスープに含まれてるという考え方もあります。
ポタージュの語源はフランス語ですが、その場合にはポタージュはスープ全般を指す言葉です。
とろみのついたポタージュをポタージュ・リエといい、澄んだスープをポタージュ・クレールといいます。
どちらもポタージュ・スープなので、コーンポタージュもコーンスープも同じものとして扱われます。
日本でも明確に区別されているわけではなく、飲食店などで提供する場合にはお店が独自にコーンポタージュとして提供するのかコーンスープとして提供するのかを決めています。
インスタント食品等も同様で、メーカーによって判断基準は異なります。
まとめ
コーンポタージュもコーンスープもトウモロコシを使ったスープです。
実が入っているのがコーンスープで、実が入っておらずとろみのついたスープをコーンポタージュと呼ぶことが多いです。
ただし、明確な基準などはなく、コーンポタージュもコーンスープの一つとする考え方もあります。