この記事では、「ココナッツ」と「ヤシの実」の違いについて紹介します。
ココナッツとは?
ココナッツは、ココヤシの果実のことをいいます。
ココヤシはヤシ科に属する高木で、ヤシというとココヤシのことを指すことがほとんどです。
ココナッツは熱帯地域で栽培されており、食用として利用されています。
繊維質の厚い殻に包まれていて、その中に大きな種子があります。
種子の中には液体状の胚乳と固形の胚乳がありがあり、液状胚乳はココナッツジュースになります。
固形胚乳は白い色をしていて、そのまま生で食べられます。
また、ココナッツオイルやココナッツミルクに加工されたりもします。
また、外皮からは丈夫な天然繊維が得られます。
ココナッツファイバーと呼ばれ、たわしやロープ、マットレス等に使われています。
ヤシの実とは?
ヤシの実は、ヤシ科の植物の果実のことをいいます。
ココヤシの果実であるココナッツもヤシの実の一つです。
それ以外にもヤシの実には、アブラヤシやナツメヤシ、カナリーヤシ等の果実も含まれます。
アブラヤシの果実はパーム油の原料として使われていますし、ナツメヤシの果実はデーツと呼ばれるフルーツとして親しまれています。
カナリーヤシは街路樹などに用いられる木で、日本ではフェニックスと呼ばれています。
ココナッツとヤシの実の違い
ヤシの実はヤシ科の植物の果実のことをいいますが、単にヤシの実というとココナッツのことを指す場合が多いです。
そのためココナッツとヤシの実は同じものといえるでしょう。
また、日本では収穫される前の果実やまだ緑色の未熟な果実のことをヤシの実と呼び、成熟して茶色くなったものや加工品のことをココナッツと呼ぶこともあります。
まとめ
ヤシの実はヤシ科の植物の果実のことを指しており、その中にはココヤシの果実であるココナッツも含まれています。
本来はアブラヤシの果実やナツメヤシの果実もヤシの実になりますが、単にヤシの実というとココナッツを指すことが多いです。