この記事では、「ベニカナメモチ」と「レッドロビン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ベニカナメモチ」とは?
「ベニカナメモチ(紅要黐)」とは、「カナメモチ(要黐)」の中でも特に、若葉が鮮やかな紅色をしている個体を指すことが通例となっています。
「カナメモチ」とは、バラ科カナメモチ属に分類されている常緑低木~高木のことを言います。
樹高は3mから5m程度あります。
開花時期は5月から6月頃で、散房花序で5弁花の小さな白い花が多数咲きます。
若葉は紅色を帯びていて、4月~5月頃が見頃です。
「カナメモチ」は生け垣に用いられる他にも、材は鎌の柄などに利用されています。
また、薬用にも使用されます。
「レッドロビン」とは?
「レッドロビン」とは、バラ科カナメモチ属に属している常緑低木、あるいは小高木のことを表しています。
樹高は3mから4mくらいで、生け垣などで見ることができます。
花は4月から5月頃に、5弁花の白色で、8㎜くらいの小さな花が多数咲きます。
若葉は紅色を帯びていて、成長すると緑色になります。
4月から5月頃が、若葉の観賞時期です。
「ベニカナメモチ」と「レッドロビン」の違い
「ベニカナメモチ」と「レッドロビン」の違いを、分かりやすく解説します。
「ベニカナメモチ」は「カナメモチ」の変種ですが、「レッドロビン」は「カナメモチ」と「オオカナメモチ」の交配種になります。
また、「レッドロビン」は「カナメモチ」や「ベニカナメモチ」よりも、葉が大きいのが特徴です。
「ベニカナメモチ」と「レッドロビン」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「カナメモチ」の別称には、「アカメモチ(赤芽黐)」、「ソバノキ(蕎麦木)」などがあります。
また、「カナメモチ」の英語表記は「Japanese photinia」になります。
そして、「レッドロビン」には、「セイヨウベニカナメモチ」、「ベニカナメ(紅要)」などの別名があります。
さらに、「レッドロビン」は英語で、「red tip」、「photinia」などと表記します。
「ベニカナメモチ」、「レッドロビン」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。