この記事では、「イナゴ」と「トノサマバッタ」の違いを分かりやすく説明していきます。
虫の違いを区別しましょう。
「イナゴ」とは?
イナゴとは田園地帯にいる昆虫のこと。
稲の葉っぱを食べてしまうため、農家さん泣かせの害虫として知られています。
ただ体はとても小さく、草原にいると探すのが難しいです。
小さな体でぴょんぴょん飛び跳ねて、縦横無尽に水田を飛び回ります。
日本では5月くらいから姿を見せ始めて、6月になると数を増やします。
地域によっては稲刈りの季節になると一斉にイナゴを捕まえて、佃煮にするところもあります。
肉厚のイナゴはまろやかで美味しく、お酒のアテとして人気があります。
「トノサマバッタ」とは?
トノサマバッタとは、大型のバッタのこと。
大名バッタという異名をもつくらい、バッタの中でも大ぶりの昆虫です。
他の虫よりも体格が大きく、緑と茶色のからだに覆われています。
太くてぶ厚い脚が生えていて、大きくジャンプします。
日本では7月から10月の、気温が高い季節にあらわれます。
水が好きなので、草原よりも河原など湿気のある場所でよく見かけます。
肉食に見えますが意外にも草食で、河原に生えている雑草を食べて生息しています。
ライバルに会うと、カチカチという変わった羽音をたてます。
「イナゴ」と「トノサマバッタ」の違い
どちらも日本に生息している昆虫です。
「イナゴ」と「トノサマバッタ」の違いを、分かりやすく解説します。
イナゴとトノサマバッタは、写真だけ見るとよく似た風貌をしています。
大きく違うのは、サイズ感です。
イナゴは小さな生き物で、大きなものでも3センチほど。
対するトノサマバッタは「殿様」という肩書きが付いているだけあって、5センチ程度の体格があります。
そのため見るからに強そうなのがトノサマバッタ、弱々しいのがイナゴです。
どちらも植物の葉っぱを食べますが、イナゴは稲子と書くだけあって、水田でよく見かけます。
一方でトノサマバッタは、河原や河川敷で控えめに暮らしています。
まとめ
「イナゴ」と「トノサマバッタ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも良く見る昆虫です。
イナゴは稲の穂を食べるため、農家さん泣かせの害虫です。
トノサマバッタは河川敷にいる、大ぶりのバッタです。
知識をつけてみてください。