この記事では、「アニス」と「八角」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アニス」とは?
「アニス」とは、セリ科ミツバグサ属アニスに分類されている一年草の植物のことを指します。
薬用、食用、香料などに用いられ、「セイヨウウイキョウ」とも呼ばれています。
「アニス」は古代から利用されてきました。
古代エジプトでは、ミイラを保存するためにも使われていました。
アナトリア、エジプト、ギリシャなど、地中海東部、アジア南西部が原産地です。
「アニス」の高さは50㎝程度で、花は白色や黄色みがかった白色で、夏に開花します。
果実は「アニス実」、「アニス果」、「アニシード」などと呼ばれ、食用、薬用、香料などに用いられています。
「八角」とは?
「八角(はっかく)」とは、マツブサ科シキミ属トウシキミに分類される常緑性高木のことを表します。
分類上では「トウシキミ」と言います。
特に「トウシキミ」の果実を乾燥させたものを、「八角」、「スターアニス」、「八角茴香(はっかくういきょう)」と呼び、香辛料や薬用などに使われています。
植物の高さは10~15mで、春と秋に開花し、赤みを帯びた花が咲きます。
「アニス」と「八角」の違い
「アニス」と「八角」の違いを、分かりやすく解説します。
「アニス」とは、セリ科ミツバグサ属アニスに分類されている一年草の植物のことを言います。
一方、「八角」は、マツブサ科シキミ属トウシキミに分類される常緑性高木のことを意味しています。
「アニス」はセリ科ミツバグサ属ですが、「八角」は、マツブサ科シキミ属なので、この点が異なっています。
まとめ
「アニス」と「八角」には同じ香りの成分である「アネトール」が含まれています。
そのことから、「アニス」と「八角」は香りや味が似ているために、「アニス」の代わりに、より安価な「八角」が利用されることがあります。
「アニス」と「八角」の香りや味が、どのように似ていて、何が違うのかを比べてみるのも良いかもしれません。