この記事では、「クロゴキブリ」と「チャバネゴキブリ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「クロゴキブリ」とは?
全体的に黒褐色で、体長が30から40mmの人家に住み着く虫を「クロゴキブリ」といいます。
人間がいても平気で目の前に現れては、食べ物を探すため姿を見かける機会が多いのです。
食事するときは静かですが、交尾するときは羽を激しく動かしながら相手に向かって激しく誘います。
活動場所は屋内から家の外まで広範囲に渡り、下水管や換気扇といった場所から出入りするわけです。
木造住宅やコンクリート造の家を好み、一回あたり20個程の卵を生みます。
「チャバネゴキブリ」とは?
明るい茶色に覆われた「チャバネゴキブリ」の体長は10から15mmと小さく、危険を察知すると素早く壁を這い上がるといった動きを見せます。
かなり警戒心が強いため、滅多に人間の前に姿を現しませんが、夏場は深夜から明け方になると台所で食べ物を探すため現れるのです。
生活区域は人家やビル、料理を提供する店に入り込んで繁殖し、さらに数を増やしていきます。
行動範囲は狭く、暖房設備が満たされた暖かな場所を好む寒さに弱い虫です。
また、胸部の背面には黒い斑紋が1対あるところが特徴でもあります。
「クロゴキブリ」と「チャバネゴキブリ」の違い
「クロゴキブリ」と「チャバネゴキブリ」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも日が暮れる頃に現れては食べ物を探し、数十個の卵が入っている卵蛸【らんちょう】を生みますが、「クロゴキブリ」は黒褐色で比較的動きが遅く、人前に出ては食べ物を探します。
「チャバネゴキブリ」よりも警戒心が弱く、人がいても目の前を飛ぶ虫です。
寿命は2年で、寒くても生き延びる個体も多く見られます。
また、体長が3倍ほど大きく、寿命も7倍以上生き延びるといったところが違う点です。
もう一方の「チャバネゴキブリ」は警戒心が強く、人間の姿をいち早く察知しては素早く逃げます。
寒さに弱く、飲食店を生活の場にしている虫です。
まとめ
どちらもゴキブリを指しますが、色や大きさ、習性などに違いがありますので、資料や画像、動画などでさらに情報を得てみるといいでしょう。