この記事では、「草原」と「草本」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「草原」とは?
「草原」は「そうげん」と読みます。
「草原」は、「草が一面に生えている広い平地」という意味があります。
どこかの土地に立った時に、見渡す限り草が生えているような、広い平地を見たときに、「草原」という言葉を使うことができます。
また「草原」には、「植物群系の一つで、主にイネ科の植物からなり、それに低木が混じるか、低木の全くない群落のこと」という意味があります。
ちなみに「イネ科の植物」は、草ばかりでなく、木になるものもあります。
「草原」は、具体的には、「ステップ」と言われる、「温帯草原(おんたいそうげん)」や、「サバンナ」と呼ばれる「熱帯草原(ねったいそうげん)」があります。
さらに「高原草原(こうげんそうげん)」「湿原(しつげん)」なども、「草原」と呼びます。
さらに「草原」を「くさはら」と呼んだ場合は、「草茂っている野原」という意味があります。
「草原(そうげん)」に比べると、面積が小さな場所を指す印象になります。
「草本」とは?
「草本」は「そうほん」「くさだち」と読みます。
「草本」は「草の性質を持つ植物の総称のこと」という意味があります。
「木本(もくほん)」という、木のことを意味する言葉に対応する言葉で、「木にならない側物」を意味する言葉になります。
草のように見えても、時間がたつと大きな幹ができて、木になる植物がありますが、「草本」は、樹木のようには大きくならず、いつまでも草のままでいる植物のことを指します。
材木を作る時は、植物の硬くて太い幹を切り、整形して材木にしますが、「草本」と呼ぶ植物には、材木を作寮な太い幹ができません。
例えば、竹は、材木のように使える部分があるため、「草本」ではなく「木本」に入ります。
「草原」と「草本」の違い
「草原」と「草本」の違いを、分かりやすく解説します。
「草原」は、「草が一面に生えている広い平地」という意味があります。
一方で、「草本」は「草の性質を持つ植物の総称のこと」という意味があります。
「草原」と「草本」のどちらも、草に関連する言葉という共通点があります。
ただし、「草原」は、草が生えている広い平地のことを意味するのに対して、「草本」は、木にならない草のことを意味するという違いがあります。
このように、「草原」は、草の生えている場所のことを意味するのに対して、「草本」は、草そのものを意味するという違いがあります。
まとめ
「草原」と「草本」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、「草原」と「草本」を混同せずに使い分けることができるようになりそうです。