「アズライト」と「ラピスラズリ」の違いとは?分かりやすく解釈

「アズライト」と「ラピスラズリ」の違いとは?専門用語・業界用語

この記事では、「アズライト」「ラピスラズリ」の違いについて紹介します。

アズライトとは?

アズライトとは炭酸塩鉱物の一種で、和名は藍銅鉱といいます。

ブルー・マラカイトと呼ばれることもあり、美しい藍色がかった青色をしています。

アズライトの語源はペルシア語の「azure」で、青いという意味があります。

古代ギリシアや古代エジプトでは儀式で用いられることもあり、顔料に使われていました。

日本でも岩絵具の顔料として使われていた歴史があります。

アズライトは現在パワーストーンの1つとして知られ、サードアイと呼ばれる第三の目を開眼させる働きがあるといわれています。

ブレスレットやネックレス、指輪などのアクセサリーに加工されることもあります。


ラピスラズリとは?

ラピスラズリとはラズライトを主成分とする鉱物で、美しい群青色をしています。

ラズライト以外にソーダライトやノーゼライト、アウィンといった鉱物が混じり合っている石です。

日本では瑠璃と呼ばれており、仏教の七宝の1つでもありました。

岩絵具の顔料としても用いられています。

また、ラピスラズリは世界で初めて認められたパワーストーンとされ、幸運を招く石と呼ばれることもあります。

古代エジプトでは、護符として装飾品などに用いられていました。


アズライトとラピスラズリの違い

アズライトもラピスラズリも美しい青色をしていますが、鉱物学的にみると全く異なる石です。

アズライトは1つの鉱物でできていますが、ラピスラズリはラズライトを始めとする複数の鉱物で構成されています。

日本ではどちらも岩絵具の顔料として使われましたが、希少価値が高かったのはラピスラズリです。

ラピスラズリの代わりにアズライトを使うようになりました。

まとめ

アズライトとラピスラズリは、全く違う鉱物です。

アズライトは炭酸塩鉱物の一種ですが、ラピスラズリはラズライトを始めとする複数の鉱物でできています。