「元払い」と「着払い」と「代引き」の違いとは?分かりやすく解釈

「元払い」と「着払い」と「代引き」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「元払い」「着払い」「代引き」の違いを分かりやすく説明していきます。

「元払い」とは?

「元払い」とは、荷物の送料を送り主が支払うことを言います。

「元払い」を使った例文をいくつかご紹介します。

『新米の時期になったので、親戚に宅配便の元払いでお米を送った』、『一定金額以上の買い物をすると送料無料で、元払いで送られてくるで便利だ』、『荷物を送るために、宅配業者の窓口で、元払い用の用紙に必要事項を記入した』「元払い」の対義語は、「着払い」です。


「着払い」とは?

「着払い」とは、荷物の送料を、到着地で受取人が支払うことを意味します。

「着払い」が使われている例文をいくつか挙げてみます。

『着払いで荷物を送る時には、あらかじめ受取人の承諾を取っておくことが必要だ』、『不良品が見つかったので、着払いでメーカーに返品することになった』、『着払いで荷物が届く予定なので、小銭を用意しておこう』


「代引き」とは?

「代引き」とは、「代金引換」を略した言葉で、受取人が荷物の代金や手数料、送料などを配達業者に渡すことです。

配達業者は送り主や販売業者などに、回収した代金などを振り込みます。

「代引き」を用いた例文をいくつか見てみましょう。

『ネットショップで商品を購入し、支払いは代引きを利用することにした』、『代引き処理でお客様に荷物をお届けする』、『代引きの受け取り拒否の防止と対策をあらかじめ講じておくことが重要だ』

「元払い」と「着払い」と「代引き」の違い

「元払い」とは、荷物の送料を送り主が支払うことです。

「着払い」は荷物の送料を、到着地で受取人が支払うことを言います。

また、「代引き」は受取人が荷物の代金や手数料、送料などを配達業者に渡すことを意味します。

「元払い」「着払い」の場合は荷物の送料のみですが、「代引き」は送料の他に、荷物の代金や手数料なども含まれている点が異なります。

また、「元払い」は送り主が料金を支払いますが、「着払い」「代引き」は受取人が支払うところが違っています。

まとめ

ネットショッピングなどを利用した場合、事前に商品の代金や手数料、または送料などを支払っておけば、「元払い」で荷物を受け取るだけなので便利です。

ですが、場合によっては「着払い」「代引き」になることもあります。

「着払い」「代引き」では、受取人が荷物を受け取る時に送料や代金を払う必要が出てきます。

こうした荷物の受け取りがうまくいかないというトラブルも実際に発生しています。

特に最近ではネットで買い物をする人が多くなりました。

自宅に居ながら欲しいものを注文でき、わざわざ買いに行かなくても、自宅に商品が届くサービスは本当に便利なものです。

ですが、同時にネットショッピングによるトラブルも起きやすくなっています。

こうしたトラブルを防ぐためにも、事前に対策を取り、スムーズにやり取りができるようにしていきたいものです。