「月収」と「月商」と「所得」の違いとは?分かりやすく解釈

「月収」と「月商」と「所得」の違い生活・教育

この記事では、「月収」「月商」「所得」の違いを分かりやすく説明していきます。

「月収」とは?

「月収(げっしゅう)」とは、「働いて毎月入ってくる収入」のことです。

「月収」は、シンプルに「一ヶ月間の収入総額」を指している言葉になります。

ただし「月収」「月給」の使い分けをする場合には、「月収」「1年間の年収(収入総額)を12で割った金額・年収を12分の1にした月額平均」を意味していることになります。

「月給」「月収」と違い、「その月に入ってくる収入(残業代・成果給などで月ごとに変わり得る数字)」を意味している言葉なのです。


「月収」の例文

・『今の家族の暮らしを支えていくためには、月収が最低でも28万円くらいは必要です』
・『コロナ禍で月収が大幅にダウンした世帯は、経済的な生活水準を切り下げざるを得ません』


「月商」とは?

「月商(げっしょう)」とは、「1ヶ月の期間に、会社・事業者に入ってくる収入」を意味しています。

「月商」という言葉は、「1ヶ月間のビジネス(商取引)で得た収入の総額」を指し示しているのです。

「月商」はあくまで「会社・店舗・事業者の売上(ビジネスで入ってきたお金の総額)」であり、「個人が給料・利益として実際に使えるお金」とは違います。

「月商」は、「会社・店舗経営などにおけるビジネスの規模感」を反映している数字になります。

「月商」の例文

・『事業の月商が1億円の規模にまで成長してきたので、市内に支店をいくつか増やす計画です』
・『月商がかなり多い会社でも、社長個人の年収・所得がそれほど大きくないというケースもあります』

「所得」とは?

「所得(しょとく)」とは、「収入の総額から、各種の経費を引いた金額」を意味しています。

「所得」というのは、「収入総額からその収入を獲得するために使った必要経費を引いたもの」を意味している言葉なのです。

「所得」は、「収入よりも実質的な手取りの金額に近づくという特徴」があります。

「所得」「社会保険料・各種税金が引かれる前の金額」なので、本当の「手取り」「所得から社会保険料と税金を引いた金額」となります。

「所得」の例文

・『令和の所得倍増計画が本当に実現すると信じている国民の数は多くないでしょう』
・『収入を増やすよりも所得を増やしたほうが、その個人や家族の経済的な生活水準が上がりやすくなります』

「月収」と「月商」と「所得」の違い

「月収」「主に個人の一ヶ月間の収入+個人の年収を12で割って平均化した金額」を意味していますが、「月商」「主に会社(法人)・お店の一ヶ月間の売上収入(ビジネスの規模感のものさし)」を意味している違いがあります。

「所得」という言葉は「収入からその収入を稼ぐために使った必要経費分を差し引いた金額」を意味していて、個人にも会社(法人)にも使われるという点が違っています。

まとめ

この記事では、「月収」「月商」「所得」の意味・用法の違いについて分かりやすく説明しましたがいかがでしたか?「月収」「月商」「所得」の違いについて詳しくリサーチしたい人は、この記事の解説に目を通してみてください。