この記事では、「えんどう豆」と「グリンピース」の違いについて紹介します。
えんどう豆とは?
えんどう豆は、マメ科エンドウ属に属する植物エンドウの成熟した種子のことをいいます。
エンドウの原産地はエチオピアや中央アジアと考えられており、古代エジプトや古代ギリシアなどでも食用として用いられていました。
そのため世界最古の農作物と呼ばれることもあります。
エンドウは収穫時期によって呼び名が変わります。
さやがまだ柔らかいうちに収穫したものが、さやえんどう(絹さや)です。
それから少し成長したもので、未熟な状態をグリンピースといいます。
そして、成熟して茶色くなったものがえんどう豆になります。
えんどう豆は、みつ豆や豆大福、煮豆、入り豆などに用いられます。
ヨーロッパでは、スープなどに入れ食べられてきました。
グリンピースとは?
グリンピースは、エンドウの未熟な種子のことをいいいます。
緑色をしており、青エンドウと呼ばれることもあります。
現在、野菜として流通しているグリンピースは、青い未熟な状態で収穫することを目的に品種改良されたものです。
グリンピースは栄養価が高く、糖質やタンパク質、カリウム、ビタミンなどの栄養素が含まれています。
生豆の状態で販売されることは少なく、缶詰や冷凍食品などに加工されて販売されることが多いです。
ハンバーグの付け合わせに使われることもありますし、豆ごはんやスープなどにも使われます。
えんどう豆とグリンピースの違い
えんどう豆とグリンピースは、どちらもエンドウという植物の種子です。
未熟で緑色の状態のものがグリンピースで、成熟して茶色くなったものがえんどう豆になります。
また、用途にも違いがあり、グリンピースは料理に使われることが多いですがえんどう豆は料理にもお菓子にも使われます。
まとめ
えんどう豆はエンドウの種子が熟して茶色くなったもので、グリンピースは未熟な緑色のものをいいます。